■ナミとノジコの強く優しい“母親”「ベルメール」

 最後に紹介する非能力者の女性キャラは、ナミとノジコの義理の母親である元海兵のベルメール。戦争孤児となったナミとノジコを育てるために海軍を辞め、生活は貧しくもみかんの栽培で生計を立てながら3人で幸せに暮らしていた。

 しかし、そこに悪魔のような海賊・アーロンが襲来。村人全員に「奉貢」として“大人10万ベリー、子ども5万ベリー”という金銭を要求してくるも、貧乏なベルメールには10万ベリーちょっとほどの貯金しかなかった。

 どうにか3人を助けようと、村人たちはナミとノジコの2人を村外に逃亡させ、大人1人分の金額を支払うようにベルメールに提案するが、ベルメールは血の繋がりはなくても2人は自分の娘だと主張。そして、「それは私の娘達の分」「私の分は足りないわ」と全財産を差し出し、見せしめとしてアーロンに射殺されてしまう。

「大好き」と言い遺し、ナミとノジコを守って死んでいくベルメールは、『ONE PIECE』に登場する女性キャラクターの中でも特に忘れられない魅力的な女性だと思う。

 

 非能力者だけど魅力的な女性キャラには、最前線で活躍するナミをはじめ、ビビやベルメールなど個性的で印象深いキャラが多い。

 彼女たちにまつわるエピソードは、何度読み返しても感動を与えてくれる。いよいよ物語が最終章に突入した『ONE PIECE』。これからも目が離せない。

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