■困ったときにはマスオに罪をなすりつける

 物議を醸したのが、『剣よりペンの穴子さん』というエピソード。穴子さんは妻にひどい“暴力”を受けたため、新聞のお悩み相談へ投書する。投書が掲載された新聞を妻に見られる前に隠し、マスオに向かって「妻とペンで戦う」と決意を見せた。

 しかし、隠したはずの新聞は妻に見つかり、投書はバレてしまうことに……。言い訳ができなくなった穴子さんは「マスオさんに頼まれた」と、マスオに罪をなすりつけるクズぶりを発揮。しかし、妻は納得せず、しまいにはカツオにまで事情を聞く始末。結果的にカツオが機転を利かせ、一件落着したのだが……。

 投書を隠したり、マスオのせいにしたりするなど、穴子さんの傍若無人ぶりが垣間見えるエピソード。しかし、ネット上では穴子さん夫婦の関係性について、妻のDV!?と心配する声も挙がっていたようだ。

■女性のためなら平気でウソをつく

 妻の写真を入れたパスケースを家にわざと忘れ、愛妻家アピールに成功した穴子さん。見事、堂々と飲みに行けることに。

 しかし、バーではパスケースの写真がなぜかバーの女性の写真に変わっていた。そう、穴子さんは女性に気に入られようとしてか、わざわざすり替えていたのだ。そして、いつもの調子で、妻を「鬼の上司」と呼び、日頃のうっぷんをはらす。

 ある日、専務に妻の写真を見せてほしいと言われてパスケースを出すと、写真は大量の恐竜のカードに変わっていた。実は、穴子さんの企みに気付いた妻が、カードをこっそり入れ替えていたのだった。その結果、穴子さんは専務の孫と恐竜ごっこをさせられるハメに……。毎回、一枚うわてな対応をする妻には拍手を送りたい。

 今回ご紹介した穴子さんのエピソードは、どれもクズすぎるものだ。しかし、妻にすぐバレるツメの甘さや、怒られているときの様子は、思わずクスっと笑えてしまうのも事実。ノリスケのようになぜか憎めないところがあるのも、穴子さんの魅力なのだろう。

「ウソはバレる」という教訓を与え続けてくれる穴子さん。今後もノリスケや穴子さんのクズエピソードに、注目していきたいと思う。

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