『HUNTER×HUNTER』こんなにあった!描き込み量に比例して増える冨樫義博氏の「芸能人パロディ」ネタの画像
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 2022年5月にツイッターを開設以降、連日のように最新話のネーム進捗状況をファンに伝えてきた『HUNTER×HUNTER』の作者・冨樫義博氏。同作は2018年11月から3年以上もの間休載に入っているが、9月7日に投稿されたツイートによるとコミックス最新37巻の単行本作業が終了したという。これにより37巻の発売、そして『週刊少年ジャンプ』での連載再開が近いのではとファンが盛り上がりを見せている。

 主人公・ゴンを中心にさまざまなキャラが困難を乗り越え成長していく姿が描かれる同作。念能力を駆使した緊張感のあるバトルが何より魅力的だが、ふとした合間に挟まれるギャグシーンも冨樫作品の持ち味。特に線の描き込みが細かい時期に掲載されたエピソードでは、唐突に著名芸能人としか思えないモブキャラクターが登場し、つい笑ってしまうことも。

 連載再開に向けて『HUNTER×HUNTER』を読み返している人も多いと思うが、あらためて読んでみて気づいた同作の芸能人パロディネタをいくつか振り返ってみたい。

■トイレで死んでいた「ウッディー」というキャラ

 まず直近、コミックス34巻に登場した「ウッディー」というキャラから。現在進行中の「カキン帝国の王位継承戦」で、クラピカと同じく第14王子であるワブル王子の護衛隊の一人だったウッディー。

 展開や人物関係が複雑に絡み合って進行していく暗黒大陸編で、物語を整理するのに戸惑っていた読者も少なくなかったと思うが、そんなときにあらわれたウッディーが、どこからどう見ても「ウド鈴木」だった。しかもウッディーはトイレの中で、全身から血を抜かれたミイラ状態で死んでいた。無惨な死にざまではあったものの、頭はモヒカンヘアだし、どことなく笑顔だし、あまりの衝撃に読む手を止めた人も多くいただろう。

 これまでも『レベルE』に『ダウンタウンのごっつええ感じ』の「オジャパメン」ネタを入れてきたり、そもそも『HUNTER×HUNTER』というタイトルが浜田雅功の「なんで2回言うねん」というツッコミが元だったり(6巻コメントより)、大のお笑い好きで知られる冨樫氏。緊迫した場面でも芸人ネタを盛り込んでくるのが冨樫漫画の特徴と言えるのかもしれない。

■悩むGLAYがシュールだったハンター試験

 芸能人そっくりのキャラが登場していたのは連載初期からで、ハンター試験ではロックバンド「GLAY」の面々と思われるキャラが登場した。

 このお題は試験官を務めた美食ハンターのメンチが、受験生に「寿司を作れ」とお題を出すというもので、ほぼ全員が寿司がどういったものかすら知らず途方に暮れるというエピソード。主人公であるゴンたちも同様で、数多くの受験者が悩んでいるシーンが描かれるが、その中に、セリフはないが明らかに「GLAYのメンバーだよなぁ……?」と感じるキャラクターがいたのだ。

 キャラ名すらないモブキャラなので、もちろんGLAYと言い切ることはできないが、一人はツンツンヘアー時代のJIRO風の髪型だったり一人は長身で外ハネヘアーのTAKURO風だったり、GLAYの4人そのもの。メンバーたちがしゃもじや包丁を片手に「う~ん」と唸るシュールなコマが描かれた。

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