今年の7月で連載開始から25年を迎えた、尾田栄一郎氏による人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』。物語はついに最終章に突入し、今後の展開を固唾をのんで見守っているファンも多いことだろう。
そして最近は『週刊少年ジャンプ』(集英社)と『週刊少年サンデー』(小学館)の合同企画で、尾田栄一郎氏と『名探偵コナン』の作者・青山剛昌氏の対談が実現。その中で恋愛やラブコメ展開について消極的な尾田氏に、青山氏が背中を押すようなやりとりもあって、今後の『ワンピース』での恋愛模様について気になった方もいるのではないだろうか。
そこで今回は個人的に気になるキャラの1人であるロロノア・ゾロと、親しげなエピソードが描かれた異性のキャラについて振り返ってみたい。
※以下には、コミック『ワンピース』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。
■小紫
ワノ国編で登場した小紫。美しすぎる花魁である彼女は、ゾロと急接近した美女の1人だ。将軍・黒炭オロチの刺客“人斬り鎌ぞう”におトコと小紫が追われていたとき、ゾロに遭遇。なりゆきでゾロと鎌ぞうのバトルが始まり、ゾロは手傷を負いながらも勝利をおさめた。
このときゾロの頼もしい姿を目の当たりにした小紫は、心の中で「なんて強さ……」とつぶやき、口元に手をあててドキドキしている様子が描かれている。
その後、ケガをして空腹でぶっ倒れたゾロを懸命に介抱した小紫。そのうえ出会ったばかりのゾロに、自分がモモの助の妹“日和(ひより)”であるという秘密まで打ち明けていた。
さらにその場所にブルックが訪れたとき、ゾロの体に抱きつくように密着して添い寝している小紫(それと、おトコ)の姿が。これにはブルックも「ゾロさん羨ましい!!」と思わず本音を漏らしている。
ゾロは「寝てただけだろ」と気にしていない様子。小紫は「ごめんなさい! つい寒くて」と一緒に寝ていた理由を明かしたが、いかにゾロに気を許しているかがうかがえるシーンだった。
なにはともあれ、ゾロが女性に抱きつかれて寝ているシーンに驚いたこともあり、まず最初に取り上げさせていただいた。