■キルアを見守ってきたゾルディック家の執事・ゴトーの悲しき最期
ゴトーは、キルアの実家であるゾルディック家の執事長を務める人物。極道のようないかつい見た目から一見怖そうに思えるが、誰よりもキルアのことを思って行動していた。ゴンやレオリオがキルアの実家まで迎えに行ったとき、ゴトーは生まれたときから知っているキルアのことをどれだけ大切に思っているかを明かしている。
その後、瀕死のゴンを助けるためにゾルディック家からアルカを連れ出したキルア。一方、アルカの底知れない能力を危惧したイルミは、アルカの命を狙って襲撃する。そのイルミと組んでいるヒソカが、キルアに同行していた執事たちに襲いかかった。
そして、このヒソカとの戦いに敗れ、死亡したゴトー。ヒソカが放った強烈な初撃を目の当たりにしながら、ゴトーが他の執事を先に行かせたのは、おそらくまともに戦って勝てる相手ではないと悟ったからだろう。キルアのために少しでも時間を稼ぎ、一人で犠牲になったゴトー。キルアを我が子のように想っていた彼の死は本当に悲しかった。
シリアスな展開の中、数多くのキャラクターが命を落としていった『HUNTER×HUNTER』の世界。さまざまな悲しい別れが描かれているが、今回はとくに思い入れの強いキャラクターの最期を紹介させていただいた。あなたにとって、一番死んで欲しくないと思ったキャラクターは誰だっただろうか。