人気漫画『HUNTER×HUNTER』(集英社)の作者・冨樫義博氏が7月27日に自身のツイッターを更新し、執筆中のネーム画像とともに「No391完成。No392確認中。」と投稿。同作は2018年11月に掲載された390話から長期休載中。2022年5月24日のツイッターアカウント開設以降、連日のようにネーム画像をアップしてきた冨樫氏だが、最新話完成の報告に連載再開時期がいよいよ近いのではないかとファンが盛り上がりを見せている。
魅力あるキャラクターが多く登場する『HUNTER×HUNTER』。底知れない強さを秘めたゴンや、過酷な環境で育った天才キルア。同胞の復讐に命を懸けるクラピカに、彼らを受け入れる器を持つレオリオ。他にも数々の人気キャラが登場してきた同作だが、姿を消してしまった脇役たちの中にも「再登場」してほしいキャラが読者それぞれいるのではないだろうか。
現在進行中の「暗黒大陸編」ではバショウやハンゾー、クラピカの師匠のイズナビなどが活躍しているため、意外なキャラの再登場もあるかもしれない。今回は『HUNTER×HUNTER』の連載再開に期待しつつ、過去のエピソードから筆者が思う“再登場に期待する”キャラを振り返りたい。
■念獣の汎用性抜群!コアなファンも多い頼れる大人、ゴレイヌ
まずは、読者の間でネタ的な扱いで語られることもある愛されキャラ、ゴレイヌ。グリードアイランド編で登場し、レイザーとのドッジボール勝負のメンバーだった彼はぶっ飛んだキャラが多い『HUNTER×HUNTER』の中で珍しい良識ある大人だ。
念能力は2匹の念獣、白の賢人(ホワイトゴレイヌ)と黒い賢人(ブラックゴレイヌ)を呼び出す能力。2匹はある程度自動で動くほか、白の賢人は自身とゴレイヌの位置を、黒い賢人は自身と他者の位置を入れ替える特殊能力がある。レイザー戦での活躍どおり、敵の体とも入れ替わることが可能で、制約はあるかもしれないが格上相手でも問題なく使える能力のようだ。
しかしゴレイヌの魅力は能力だけじゃない。15人で挑むミッションの報酬がカード3枚だと知るやいなや、仲間割れが起こると瞬時に察して「えげつねぇな」と見抜く洞察力。レイザーに初撃で心を折られたにもかかわらず、立て直し即座に反撃する強いメンタル。成功報酬40億を山分けしようと自ら切り出す器の大きさ。その姿は、短い間の出番だったがどれも好印象だった。
もし王位継承編に登場すれば、船内で自分や他者の位置を入れ替えて攪乱するなど、大活躍も期待できそうだ。選挙編でゴンが復活した際に1コマだけ登場しているが、これだけで終わらせるのはあまりに惜しい。ぜひとも再登場を期待したいキャラクターだ。