■第2位 鮎川まどか『きまぐれオレンジ☆ロード』より
第2位は1984年から1987年にかけて連載された『きまぐれオレンジ☆ロード』の鮎川まどか(9.7%)。
2020年に亡くなった漫画家・まつもと泉さんによる同作は、超能力が使える主人公・春日恭介と、不良少女の鮎川まどか、後輩の檜山ひかるの三角関係が描かれたラブコメ漫画。
鮎川まどかは当時の漫画では珍しいミステリアスなヒロインで、クールな言動が印象的なキャラクター。選んだ人からは「学生とは思えない大人の色気があって良かった」(32歳・男性)、「元祖クールビューティーだと思います。当時は珍しいキャラで夢中になりました」(46歳・男性)、「すごく美しくて、一見不良っぽく冷たい感じですが実は優しいところが憧れのお姉さんという感じだった」(47歳・男性)、「自分が小学生だったので、登場人物が大人びててびっくりした記憶があります」(47歳・男性)というコメントが寄せられた。
■第1位 天野あい『電影少女』より
そして第1位(10.3%)に選ばれたのは1989年から1992年にかけて連載されたSFラブコメ漫画『電影少女(ビデオガール)』の天野あいだった。
桂正和氏による同作は、レンタルビデオ店にあった1本のビデオ「なぐさめてあげる」から、少女・天野あいが飛び出てくるという物語。「あい編」のヒロインである天野あいは積極的な性格で、ときには過剰なスキンシップもあり、ジャンプのラブコメ史を変えたラブコメキャラといっても過言ではないだろう。
選んだ人からは「コバンザメ、にドキドキしたので」(43歳・男性)、「絵が抜群にうまい漫画でした。また読みたい作品」(42歳・男性)、「非常に描写がきれいだったというのを覚えている。ページをめくるたびにワクワクしていた」(46歳・男性)、「かわいいだけじゃなくて、キャラたちのどこか寂しい感じが好きだった」(39歳・男性)と、あいの魅力にメロメロになった人が多かったようだ。
天真爛漫キャラからおとなしいキャラ、お姉さんに妹系、ときには人あらざるものまで、『ジャンプ』の誌面を彩った、読者をドキドキさせた魅力的なヒロインたち。あなたのお気に入りキャラはランクインしていましたか?