7月13日から「少年ジャンプ+」で第2部「学園編」が連載開始となった藤本タツキ氏によるダークファンタジー漫画『チェンソーマン』。第1話から衝撃展開を見せ「田中脊髄剣」「コケピー」といった関連ワードが軒並みツイッターのトレンド入りを果たし大きな話題を集めた。
第1部「公安編」は2018年から2020年まで『週刊少年ジャンプ』で連載され物語に幕を閉じたが、同作は細部まで作りこまれた展開や巧みな伏線回収も見どころのひとつ。しかしすでに作中で回収された伏線もあれば、まだ1部では回収されなかった謎も数多く残されている。今回はそんな未回収の伏線のなかから、代表的なものをいくつか紹介していきたい。
※以下には、漫画『チェンソーマン』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、作品をまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。
■コベニはどんな悪魔と契約しているのか
第1部では敵味方問わず数多くのキャラクターが命を落としていった。そんななかでも、五体満足の状態で生き残った意外な人物が公安対魔特異4課のメンバー・東山コベニだ。
彼女は一見おどおどしていてとても弱そうに見えるのだが、意外にも高い身体能力と戦闘センスを持ち合わせたキャラ。しかし強者であろうと容赦なく死んでいくのが『チェンソーマン』の世界。どこかであっさり退場してしまうのでは……という多くの読者の予想に反して、彼女は第1部のラストまで無事に生き残った。
そこで気になるのがコベニの契約悪魔である。彼女は4課の飲み会にて、自己紹介をした際「契約している悪魔は……秘密で」と発言していた。作中では軽く流された描写だが、ファンのあいだでは「強い悪魔が契約悪魔なのではないか?」という説が上がっている。
私生活ではトラブルに巻き込まれがちな一方で、どんな戦いも運よく切り抜けてきたコベニ。それが単に彼女の悪運の強さゆえなのか、それとも契約悪魔の力ゆえなのか……。第2部以降で彼女が活躍するかどうかも含め、気になるところだ。