■“一大事件”を引き起こすことが確定?「麦わら大船団」

 麦わら大船団とは、新世界突入後の「ドレスローザ編」の終わり際に結成された、麦わらの一味の子分的存在の海賊団による連合軍だ。ルフィのマニアである「バルトロメオ」、夢遊病の「キャベンディッシュ」、ウソップと共闘した「トンタッタ族のレオ」など7名の船長が率いる海賊団、総勢5600人からなる大船団である(ちなみにルフィはこの大船団のトップに立つことを認めていない)。

 800話には、このルフィの子分たちが「歴史に名を残す――『一大事件』を引き起こすのだが……」という説明があり、今後の何らかの活躍を匂わせている。今のところ、あれから麦わら大船団は再登場していないので、最終章の中で「一大事件」が描かれるのか、楽しみにしているファンも多いのではないだろうか。

■四皇まで成り上がった「バギー海賊団」

 最後に面白い存在として気になるのは、新しい四皇となったバギーの率いる海賊団。バギーが四皇に推薦された理由も気になるが、インペルダウン編以降、バギーは監獄の中にいた海賊たちから慕われており、現在はその勢力も拡大しているのではないか……という理由もあって挙げさせていただいた。

 慕われているといっても、例によって手下たちの勘違いによる部分も多いのだが、なんだかんだとバギーの周りには人が集まる様子。もしかするとバギーのハッタリや、手下たちが広めた噂のおかげで、優秀な部下が加わっている可能性も考えられる。


 最終章のストーリーには、このほかにもさまざまな組織やグループが絡んでくると思われる。個人的にはジェルマ66の再登場にも期待したいところ。7月25日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)34号での連載再開が待ち遠しい!

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