『ゴールデンカムイ』クマに襲われてもヘッドショットされても死なない…“不死身の杉元”伝説3選の画像
『ゴールデンカムイ』クマに襲われてもヘッドショットされても死なない…“不死身の杉元”伝説3選の画像

 2022年4月28日発売の『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で、約8年間に渡る連載に幕を下ろした野田サトル氏によるサバイバル漫画『ゴールデンカムイ』。明治末期の北海道を舞台に、元軍人の杉元佐一とアイヌの少女・アシㇼパが金塊をめぐって冒険を繰り広げる物語で、骨太なストーリー、シリアスとギャグの絶妙なバランス、アイヌについての徹底的な取材などが魅力で、多くのファンを獲得してきた。

 6月29日には同作の公式ツイッターが7月19日発売のコミックス最終31巻のカバーイラストを公開。物語は終了したが、同作は実写映画化の企画も発表されており、今後のさらなる盛り上がりが期待される。

 主人公の杉元は「不死身の杉元」の通り名で知られ、化け物じみた戦闘力と回復力を誇るキャラクター。作中でも何度も危ない状況になりかけたが、そのたび「俺は不死身の杉元だ!」と驚異の生命力を見せつけてきた。今回はそんな「不死身の杉元」伝説の中から特に印象深かったエピソードをいくつか振り返ってみたい。

※以下には、『ゴールデンカムイ』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画およびアニメをまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。

■殴られたり刺されたりするくらいじゃ怯まない

 まず取り上げるのはコミックス第2巻~3巻で描かれたエピソード。杉元が単独行動し金塊についての情報を追っていたところ、別勢力である鶴見中尉率いる第七師団に目をつけられてしまう。そして杉元は、鶴見中尉の部下である二階堂兄弟たちと街中で一戦交えることになった。

 複数人を相手に見事な戦いぶりをみせたものの、無関係の人たちを巻き込むことを恐れ結局は捕まってしまった杉元。その際、銃でタコ殴りにされ血まみれになったが、取引を持ちかけてきた鶴見中尉に強気な発言を繰り返すなど、意外とピンピンしていた。

 さらに拘束後に二階堂兄弟に襲われた際も、手と足が使えない状態で2人に傷を負わせてみせる。乱闘の途中で刺されても、「俺は不死身の杉元だ!!」と気合で乗り切ってみせるのだから驚きだ。その後助けに来た白石に手錠を外してもらうと、手負いの状態で二階堂兄弟の片方・洋平を殺し、逃走に成功した。

 ちなみにアシㇼパのもとへ戻った杉元は、勝手な行動に怒った彼女からストゥ(制裁棒)でぶん殴られている。ギャグ寄りの描写とはいえ、怪我を負った相棒への扱いとしてはなかなか容赦がない。

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