■ウソップが行きたがった巨人族の故郷「エルバフ」

 コミックス13巻で訪れたリトルガーデンにて出会った巨人族、ドリーとブロギーの故郷の名が「エルバフ」だ。巨人族のドリーとブロギーは、エルバフの掟に従って100年もの間、リトルガーデンで決闘を続けていた。

 たいした理由はなくとも、誇り高き決闘を続ける巨人族に憧れを抱いたウソップは、「こんな戦士達の暮らす村があるんなら」「おれはいつか行ってみてェなァ……」と漏らしている。

 そして一行がリトルガーデンを出たあと、ウソップは船上で「みんな!! おれはないつか絶対にエルバフへ!! 戦士の村へ行くぞ」と高らかに宣言。ルフィも「よしウソップ、必ず行こう」「いつか巨人達の故郷へ!!」と同調していた。

 このやりとりに深い意味があったのかは分からないが、物語の中でエルバフを見てみたいという興味はある。作中では、たびたび巨人族にまつわる描写が登場しているが、彼らには謎が多く、その背景を知りたい人も多いだろうと思い、今回挙げさせていただいた。

■サンジにとって憧れの海「オールブルー」

 サンジの夢の1つである「オールブルー」。このオールブルーとは、「イーストブルー」「ウエストブルー」「ノースブルー」「サウスブルー」の4つの海にいるすべての魚たちが住んでいる、楽園のような海だと紹介されていた。

 サンジの恩師である赫足のゼフは、オールブルーを夢見てグランドラインに突入したが、残念ながら見つけることはできず。しかしゼフは「おれはあの場所にオールブルーの可能性をみた」とも語っており、存在する可能性は十分にあるはず。サンジがオールブルーにたどり着き、幼い頃からの夢をかなえるシーンを見てみたいものだ。


 この他にも、海軍のバスターコールによって滅びた考古学の島「オハラ」や、そのオハラでクローバー博士が語っていた「今はもう跡形もない、ある巨大な王国」、麦わら帽子をかぶった人間に滅ぼされるとの予言があった「魚人島」なども気になる場所だ。いずれにせよ、7月25日発売の『少年ジャンプ』からの連載再開が待ち遠しい……。

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