物語最終章に突入し盛り上がりを見せている堀越耕平氏によるヒーローアクション漫画『僕のヒーローアカデミア』。物語の舞台は、人類の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持つ世界で、それぞれの個性を活かし活躍するヒーローや、ヒーロー志望の生徒たち、そして彼らの前に立ちはだかるヴィランなど魅力的なキャラクターが数多く登場してきた。
いずれも愛すべきキャラクターたちばかりだが、今回はその中でも『ヒロアカ』の女子生徒に注目。文字通り“個性”豊かな3人のキャラクターを振り返りたい。
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記事では『僕の僕のヒーローアカデミア』の一部内容が含まれています。ストーリーの全貌を解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画およびアニメをまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。
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■かわいくて“うららか”なのに強くてかっこいい!ヒロイン・麗日お茶子
まずはじめに紹介したいのは本作のヒロインである1年A組所属の「麗日お茶子」。くりくりとした目とショートボブ、少し赤らんだ頬が印象的な女の子で、名前の通りほんわかした雰囲気で、いつもにこにこしている。少し天然なところがあり、ふわふわとしたしゃべり方をするのも特徴だ。たまに出身地の方言である三重弁が混ざるところもかわいらしい。個性は触れたものの重力を無効化する「無重力(ゼログラビティ)」だ。
いかにも癒し系の彼女だが、ヒーロー志望らしく負けん気が強い一面もある。雄英体育祭のガチバトルトーナメントでは、いきなり強敵・爆轟と戦い、結果としては敗北してしまったが、爆轟に対しても観客に対しても強い印象を残した。
その後は格闘技術を磨き、拳で敵(ヴィラン)と戦う武闘派となった。かわいらしい見た目や普段のおっとりしたキャラだけではない、ヒーローとしての強くたくましくかっこいい姿も持つヒロインなのだ。
なおデクに恋心を抱いているが、いつも頑張る彼のため、そして自分自身が彼に追いつくため、その気持ちを「しまっておこう」と決意している、その健気さも彼女の魅力のひとつだといえるだろう。
ちなみにヒロインとして、読者人気も高い麗日お茶子。本誌で行われた読者投票による人気キャラランキングでは、第1回アンケートで4位に、昨年12月に発表された第7回アンケートでは女性キャラ最高位となる12位にランクインした。