『ONE PIECE』青キジ、黒ひげ、赤髪のシャンクスが絡む重要な伏線!? 最終章突入前におさらいしたい「意味深セリフ」3選の画像
『ONE PIECE』青キジ、黒ひげ、赤髪のシャンクスが絡む重要な伏線!? 最終章突入前におさらいしたい「意味深セリフ」3選の画像

 2022年7月で連載開始から25年を迎える、尾田栄一郎氏による人気マンガ『ONEPIECE(ワンピース)』。連載は約1か月間の休載(連載再開は7月25日発売の『週刊少年ジャンプ』より)を挟み、物語はいよいよ最終章に突入することが明らかになった。

 そのインターバルを利用して、これまでの物語の整理をするファンも多いことだろう。あらためて過去のエピソードを読み返すと、重要そうな言葉を残し、その後の動向が分からない登場人物が何人もいる。そこで今回は、とくに筆者が気になっている意味深なセリフを残した3名を紹介していく。


※以下には、コミック『ワンピース』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画およびアニメをまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。

 

■「だらけきった正義」がモットーだったクザンの動向は…!?

 話は少し前にさかのぼり、パンクハザードからドレスローザ編に移行する699話のこと。ルフィたちがパンクハザードでのひと悶着を終えて島を離れた頃、海軍のスモーカーと、当時七武海の一人だったドフラミンゴが激突した。

 ドフラミンゴの強さに圧倒されたスモーカーはトドメを刺されそうになるが、その一手を止めたのが元海軍大将の“青キジ”ことクザン。さすがのドフラミンゴも青キジとは戦う気がない様子で、海軍を離脱した彼に「お前今…!!」「何者なんだ!!! クザン」と問いかけた。

 そのドフラミンゴの言葉に対する、青キジの返答が「海軍に所属しなくても実行できる事はある」「所属しねェから見えて来るもんもある……」である。

「正義とは立場や状況によって変わるもの」という考えを持つ青キジは、これまでにも海軍に殺されそうなロビンを見逃したり、「徹底的な正義」を掲げる赤犬に反発して決闘を行ったりと、組織の意向とは異なる“自身の正義”に基づいた行動を見せてきた。

 そして海軍を辞めてからは、四皇の1人である「黒ひげ」と何らかのかかわりがあることが赤犬の口から明かされており、現在の青キジの動向には謎が多い。

 ドフラミンゴの問いかけに対する青キジの言葉は、現在の彼の動きの基盤であり、今後の活躍を予感させるセリフのような気がしてならない。

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