主人公たちを絶望におとしいれてきた『週刊少年ジャンプ』(集英社)に登場する敵キャラクターたち。個性と魅力にあふれる彼らだが、男性でロングヘアの敵キャラクターにはなぜかイケメンが多いように感じる。ナルシストだったり独自の美学を持っていたり、他を圧倒するカリスマ性があったりと、一筋縄ではいかない彼らについて読者の意見を聞いてみた。
今回は10代から40代の漫画好きの男女200名を対象にアンケート調査を実施。歴代の『ジャンプ』漫画に登場したロングヘアの敵キャラクターの画像一覧を見てもらい、その中から「最もかっこいいと思うキャラ」を1名選んでもらった。さまざまな強敵への票が寄せられた中で、特に意見が目立ったキャラを紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■第3位『鬼滅の刃』より鬼舞辻無惨
第3位に選ばれたのは、9.5%を集めた『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨。
吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎ら鬼殺隊が戦う鬼側のボスで、太陽以外では朽ち果てることのない不老不死の無惨。大正時代のモダンな服装に身を包み、緩やかなウェーブがかった髪型をしている。最終決戦時には肩下まである白髪のロングヘア姿で炭治郎らの前にあらわれた。
味方であろうと容赦のない粛清を行う彼だが、穏やかにたたずんでいる際にはその凶悪さは微塵も感じられない、柔和な紳士のようにも見える。同作の中でもかなりのイケメンキャラに分類されるだろう。
選んだ人からは、「シルバーヘアのときの無惨が好きです」(31歳・男性)、「髪型もあって、ボスとして格式高い雰囲気だから」(27歳・男性)、「やることは最低だけど正直かっこいいから」(25歳・女性)、「クールな見た目に長髪がとても似合っているから」(27歳・女性)、「綺麗な顔立ち。悪役ボスとしてはかっこよすぎ」(38歳・女性)という声が集まった。