『鬼滅の刃』に『北斗の拳』リュウの物語も!? ジャンプ読者が選ぶ「2世たちの物語を読んでみたい漫画」ランキングBEST3の画像
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 ずっと見守っていたい大好きな物語も、いつかは完結するもの。しかし時には、主人公の息子や子孫を主人公にした正式な続編やスピンオフが新たに連載され、引き続き大好きな世界観にひたれることもある。

 海外でも大ヒットとなった岸本斉史氏による『NARUTO-ナルト-』は、完結後、うずまきナルトの息子のボルトを主人公にした『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS-』が『週刊少年ジャンプ』および『Vジャンプ』にて連載され(作画は長年岸本氏のアシスタントを務めていた池本幹雄氏)、現在アニメも放送中。また久保帯人氏による『BLEACH』では、本編の最終回に黒崎一護の息子・一勇が登場し、2021年36・37合併号の『ジャンプ』に、本編完結後を描いた新作読切『BLEACH 獄頤鳴鳴篇(ごくいめいめいへん)』が掲載された。

 この他『キン肉マンII世』『暁!!男塾 青年よ、大死を抱け』『銀河伝説WEED』などなど『ジャンプ』作品にしぼっても、大人気作の次世代のストーリーが描かれた例は少なくない。そこで今回は、30代から40代の男性ジャンプ読者200名を対象にアンケート調査を実施。主人公の子どもたちの世代の話を読んでみたい『ジャンプ』漫画を1作挙げてもらった。さっそく寄せられたコメントともに、意見の多かった作品をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

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 記事では『SLAM DUNK』『北斗の拳』『鬼滅の刃』の最終回についてのネタバレを含んでおります。未読の方はご注意ください。

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■第3位『SLAM DUNK』

 まず10.0%の人に選ばれて第3位になったのは、1990年から1996年まで連載されていた井上雄彦氏によるバスケ漫画の金字塔『SLAM DUNK』。

 高校バスケを題材に、主人公の桜木花道をはじめとした選手たちの成長を描いた同作。国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上を記録し、同作をきっかけにバスケを始めた人も多い。

『SLAM DUNK』は、主人公校がインターハイのトーナメント2回戦で敗退し、そこで最終回を迎えた。2004年に神奈川県の廃校の黒板を利用し、井上氏によるスラムダンクの「あれから10日後のストーリー」が描かれるイベントが行われたが、今回のアンケートでは大人になった花道や流川の姿、そして彼らの子どもたちが湘北高校で活躍する現在のバスケ部の物語が見たいという声が多数寄せられた。

 選んだ人からは「あの頃はマイナーだったバスケが当たり前の世の中になってきたので」(41歳・男性)、「世界的な選手に育っていく子どもたちの話が読んでみたい」(38歳・男性)、「湘北の次世代が別々のチームで戦うところが見てみたい」(40歳・男性)、「花道と晴子さんの子どもが真面目キャラだったら面白いな」(39歳・男性)、「桜木花道の親子関係がどんな感じなのかを見てみたい」(48歳・男性)というコメントが寄せられた。中には、「どんなものでもいいから読みたい!」(45歳・男性)というコメントも。

『SLAM DUNK』は2022年秋にはアニメ映画の公開が予定されている。次世代の話も気になるが、まずは桜木花道らの待望の活躍を見届けよう。

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