■第2位『GTO』より「鬼塚英吉」

 続く第2位には藤沢とおる氏による学園漫画『GTO』の鬼塚英吉がランクイン(12.5%)。

 元湘南の走り屋である主人公の鬼塚英吉が中学校の教師となり、学園に巣食う問題を解決していくストーリー。不良時代の鬼塚を描いた『湘南純愛組!』も大人気であったが、教師となった鬼塚の姿はさらに痛快だ。

 選んだ人からは「破天荒でかっこいい!」(27歳・男性)、「アニメもドラマも見ていました」(34歳・女性)、「教師とは思えない行動ばかりだが、生徒のことを1番に考えてるから」(29歳・男性)、「湘南純愛組から好きなので」(42歳・男性)、「中学生当時に見ていた漫画ですが、今までの教師に対する真面目なイメージを壊してくれた作品で、衝撃を受けたため」(39歳・男性)という声が集まった。人間くさい俗っぽさも彼の魅力。思春期に出会いたかった先生ナンバーワンかも?

■第1位『SLAM DUNK』より「安西光義」

 見事第1位に輝いたのは、17.5%の支持率を集めた『SLAM DUNK』の安西光義だった。

 井上雄彦氏によるバスケ漫画の金字塔。同作がここまで人気になったのは、安西先生人気の影響によるところも大きいだろう。

 いつも穏やかに選手たちを見守り、ときにはするどい言葉で喝をいれる。その姿はまさに理想の教師像そのもの。選んだ人からは「おだやかでいいところを見つけるのが上手なので」(32歳・男性)、「ぽよぽよしていて癒されるから」(37歳・男性)、「口数は少ないが、たまに一撃でめちゃめちゃ刺さる言葉をかけてくれるところ」(36歳・女性)、「指導を受けてみたいと思わせてくれる」(47歳・男性)というコメントが寄せられた。

 また、「諦めたらそこで試合終了という言葉に今も感銘を受けている」(39歳・男性)ほか、安西先生が三井寿に言ったこのセリフを人生の格言にしているという人も多かった。

 こんな先生たちに出会えたら、一生の財産になりそう。

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