『美味しんぼ』のヒロイン・栗田ゆう子が言い放った衝撃の“毒舌セリフ”3選 「まずかったら死刑」「雑巾のような匂い」の画像
画像は『美味しんぼ』(小学館)第88巻・書影より

 グルメ漫画の金字塔『美味しんぼ』(小学館)。主人公は、美食家・海原雄山を父に持つ山岡士郎。自身が勤める新聞社の創立100周年記念事業「究極のメニュー」を通して、そこで出会った人たちの悩みを「食」の力で解決していく物語だ。リアリティあふれる描写と、たしかな情報で描かれる食のシーンはもちろん、バトル漫画さながらの激しさを見せる士郎と雄山の料理対決が本作の見どころ。

 そんな『美味しんぼ』で忘れてはいけないのが、“栗田さん”こと栗田ゆう子の存在だ。士郎の同僚であり、ともに「究極のメニュー」作りに励む彼女だが、士郎と行動をともにするうちに舌が肥え、「ヒラメがシャッキリポンと、舌の上で踊るわ!」など独特な食レポを行ったことでも知られる。

 彼女の強烈なワードセンスは食レポだけにとどまらず、作中の至るところで才能を発揮。今回はそんな栗田さんが『美味しんぼ』の中で言い放った、歯に衣を着せぬ“辛らつすぎるセリフ”を紹介していこう。

■その汚らしい土鍋、普通の土鍋なんでしょ!?

「究極のメニュー」作りの一環で、大手運送会社の代表を務める鶴森会長にふぐの名店に招待してもらった士郎と栗田さん。ふぐ刺しを堪能したあと、メインのふぐちり(ふぐ鍋)を食べることになるのだが、そこに登場したのはなんと純金製の鍋。だが、鶴森会長はご自慢の純金鍋で作るふぐちりの味に満足していないと悩みを吐露する。その結果、士郎たちは究極のふぐちりに足りないものは一体何なのか、模索していくことになる。

 その帰り道、栗田さんは士郎に誘われてすっぽん鍋の老舗を訪れる。高火力で一気に炊き上げるため、土鍋の底が真っ赤に焼けてマグマのような見た目に。その鍋で炊いたすっぽんに舌鼓を打つ2人だったが、士郎はその店で一番使い古された鍋を店主から借りていた。

 どうやら、この使いこまれて年季の入った鍋を鶴森会長の元に持っていくと言う士郎だが、そんな彼に対して栗田さんはこう言い放つ。

「ええっ、だってその汚らしい土鍋、普通の土鍋なんでしょ!?」

 深みがある、味わい深い、などもっとオブラートに包んだ言い方があるのに……。回りくどい言い方はせずに直球で伝える! これぞ栗田節だ。

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