バトル漫画の金字塔『ドラゴンボール』(集英社)は白熱したストーリー展開や戦闘もさることながら、鳥山明氏の“圧巻の画力”に魅了されたファンも多いはず。とくにコミックス各巻の表紙を飾った素晴らしいカラーイラストの数々は、物語の内容とともに忘れられない方もいることでしょう。
そこで今回はジャンプコミックスの『ドラゴンボール』の単行本・全42巻(完全版を除く)の中で「一番好きな表紙絵」をリサーチ。10代から40代の男性読者200名を対象にアンケート調査を実施しました。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位には同率で2つの表紙がランクイン
第3位(得票率5.5%)に同率で並んだのは、コミックス「第27巻」と「第42巻」の表紙絵でした。
27巻のイラストには、超サイヤ人になった孫悟空とピッコロ、そして一番前にフリーザのバストアップが描かれた1枚。単行本の全42巻を通じて、超サイヤ人の姿の悟空が描かれているのは、この27巻だけ。最前面にいるフリーザを悟空がにらみつけているような構図も抜群にカッコよかった印象です。
また27巻は『ドラゴンボール』全編を通しても傑作と名高い「フリーザ編」のクライマックスが収録されている巻なので、それだけ思い入れの強いファンが多かったのかもしれません。
27巻を挙げたファンからは「キャラクターの構図、色合いがカッコいい」(23歳・男性)、「イラストの色使いが素晴らしい」(45歳・男性)、「フリーザが強そうで良い」(37歳・男性)といったコメントがありました。
続いて同率3位の42巻の表紙には、宇宙空間をバックに挨拶するように手を上げた悟空と、UFOのような宇宙船(?)に乗ったブウが描かれていました。
悟空の「THANK YOU! GOOD BYE!!」というメッセージがあるように、この42巻は『ドラゴンボール』の最終巻ということで、記憶に残っている人が多いことでしょう。
この最終巻のイラストが好きというファンからは「最終巻にふさわしい絵だと思う」(48歳・男性)、「42巻の悟空がカッコよくて好き」(41巻・男性)、「最後っていう感じがする」(31歳・男性)などの意見が寄せられていました。