落合陽一氏、回収されたガンプラランナーで“ガンダム茶室”を製作「ゴッドガンダム」の“明鏡止水”をイメージした粋な演出もの画像
落合陽一氏(撮影:蜷川実花)
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 11月19日、バンダイナムコグループは「ガンダムR(リサイクル)作戦 FINAL2021」(11月20日、21日に東京・新宿にて開催)のオープニングセレモニーを開催。メディアアーティストである落合陽一氏や、クリエイティブカンパニー「NAKED,INC.」が製作したガンプラとのコラボレーション作品などが公開された。

 落合陽一氏は、「可塑庵(ぷらあん)」と名づけたコラボ作品を披露。ガンプラの使用済みランナー(プラモデルの枠の部分)を組み合わせ、2畳のミニマムな茶室を作り上げた。落合氏は、かつて千利休が作った茶室にも廃材が用いられていたことに発想を得て、ガンプラのランナーで茶室を作るというアイデアを思いついたという。

 ランナー同士を組み合わせて作り上げた外壁の隙間からは光が漏れ、まるで茶室に木漏れ日が差しているかのような雅な空間を演出。

 また、ガンダム好きの落合氏ならではのアイデアも盛りこまれ、壁面には赤や黄色の輪のような模様があしらわれている。これは『機動武闘伝Gガンダム』に登場するゴッドガンダムのハイパーモード、いわゆる“明鏡止水”発動時に背中に現れる光の輪を表現。落合氏は「(ゴッドガンダムは)ネオ・ジャパンのガンダムなのでちょうどいいかなと思って」と語っていた。

 このガンプラランナーで作られたミニ茶室の中で、実際にお茶をたてるというパフォーマンスを披露した落合陽一氏。ガンプラのリサイクルと、和テイストを見事に組み合わせた粋な演出だった。

 この落合氏のコラボインスタレーションや、回収ランナーを使用した「1/1ガンダムヘッド」なども展示される「ガンダムR(リサイクル)作戦 FINAL2021」は、11月20日、21日に東京・新宿住友ビル三角広場で開催される。

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