「恋愛とホラーの融合が発明」パンサー菅が語る漫画『青野くんに触りたいから死にたい』の魅力の画像
パンサー菅(画像は著者提供)
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 どうもみなさん、私吉本興業でお笑い芸人をしながら○○をしているパンサー菅良太郎と申します、○○は読んでくれた方がお好きな言葉を入れてください。たまにある雑誌の塗り絵みたいなものです。とりあえず以後お見知り置きを。

 私39歳男子なのですが、少女漫画が好きでこのふたまん+で少女漫画についてのコラムを書かせていただいている次第でございます。

 さて今回コラムを書かせていただく作品は、椎名うみ先生の『青野くんに触りたいから死にたい』でございます。この作品は本当に不思議な漫画でして、ジャンルとしては青春ラブ&ホラーと言えばいいのでしょうか。少女漫画か? と言われるとまったくもって違うとしか言いようがないのですが、内容の比率として少女漫画の醍醐味でもある「恋愛」が大きなウェイトを占めていると感じましたので今回紹介させていただきたいと思いました。長々言い訳をしましたが要は超面白いのよ!本当に!

 あらすじを簡単に。高校2年生の女子生徒・刈谷優里はある日、隣のクラスの青野龍平を好きになり、彼女から告白をしたことで2人は無事に交際をスタートさせます。ですがその2週間後、青野くんが交通事故で亡くなってしまうのでした。優里は後追い自殺をしようとしますが、そこにあらわれたのが幽霊となった青野くん。青野くんは優里にそばにいるから死ぬのをやめるように説得し、優里もそれを受け入れる。というもの。

 この漫画、絵のタッチがめちゃくちゃかわいいんですね。ほんわか系の絵なのでヒロインの優里ちゃんがとんでもなくかわいいです。青野くんを好きになった理由も、ただ人生で初めてしゃべった男の子だからという理由です。まれに見るピュアキャラでございます。

 そしてタイトルにもなっている青野くん。彼もとても優しい子なのですが、あらすじにある通りつきあって2週間で交通事故により亡くなってしまいます。いやね、これは決してネタバレではないんです。青野くんが死ぬのはコミックス第1巻の15ページ目です。先ほど書いた部分も1巻の30ページぐらいのところまでです。ですからこの漫画はそこまではフリで、青野くんが幽霊になるところから物語は進んでいくのです。

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