■二人が独自のこだわりを見せる場面も!

 二人が選んだのは、超有名作品ばかりではなかったのも特徴。濱口は漫☆画太郎氏の読み切り作品『DRAGON BALL外伝』を読んだときの強烈なインパクトを力説しながら、ラインナップに追加。

 また「(地獄先生)ぬ~べ~をどうする?」と有野が問いかけると、濱口は「個人的には好きやねんな」「あと、うちの奥さん(南明奈)も好きやねん、ぬ~べ~。だから、ちょっと置いたってくれへんかなぁ」と個人的な想いをもらした。

 有野も、海外人気がすごい『NARUTO -ナルト-』と、『NINKU -忍空-』(桐山光侍)の選択を迫られた際に、思い入れが強い『忍空』のほうを選択。「(作品を知らない人に)読んで欲しいね」と、けして譲らない姿勢を見せた。

 この生配信中、よゐこの二人からはかなりマニアックなタイトルも飛び出し、漫画好きにはたまらない内容だった様子。視聴者からは「このジャンプ出たら絶対に買う」「あらためてジャンプの漫画は名作揃いだなって思いました」「随分と豪華でカオスなジャンプになりましたね」「家族で白熱して見てました。世代や性別によっても違うのがジャンプの面白いところ」といった反響が相次いでいる。

 現在連載中で、これからさらに盛り上がっていきそうな『呪術廻戦』(芥見下々)を入れるか迷う場面があったり、視聴者の意見も取り入れながら難航した末に掲載ラインナップが完成。やはりよゐこの二人がもっともハマっていた80年代~90年代の作品が中心にはなったが、漫画好きの視点からもそれほど違和感がない顔ぶれが選ばれたのではないだろうか。

 よゐこが考えた「幻のジャンプ」のすべてのラインナップは、YouTubeの「よゐこチャンネル」の動画の中で公開されている。

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