■熱いキャラにピッタリの「煉獄」が2位に
第2位になったのは、煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)。13.0%の人に選ばれた。
炎柱の煉獄杏寿郎は、物語全体から見ると出番こそ多くなかったものの、劇場版での活躍で多くのファンに感動を与えた男気あふれるキャラクターだ。「煉獄」とは、天国と地獄の間にあるという、死者の霊魂が天国に入る前に火によって罪の浄化を受けるとされる場所。誰よりも熱く戦った彼にピッタリの名前だろう。
選んだ人からは「名前がおめでたい感じがする」(40歳・男性)、「父親は槇寿郎、弟は千寿郎と、家族で似ている名前がいいなと思う」(18歳・女性)、「良家出身というイメージの名前だから」(38歳・女性)、「苗字もなんとなく炎っぽい」(32歳・男性)という声が寄せられた。
そして、見事第1位に輝いたのは、主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)。17.7%の支持を集めた。
炭焼きの一家に長男として生まれた炭治郎。兄弟はほかにも禰豆子・竹雄・花子・茂・六太がおり、いずれも古風な名前となっている。また、竈門姓もかなり少ないものの実在するもののようだ。
選んだ人からは「炭治郎の誠実な人間性を表しているから」(21歳・女性)、「ちょっと古い感じの名前だけど、インパクトが強いので」(30歳・女性)、「竈門も炭という文字も、家業を表している。昔はこういう名前の由来の人が多かったんだろうなと思いました」(39歳・男性)、「自分がこの名前に生まれるのは嫌だけど、炭治郎には似合っていると思う」(19歳・男性)、「名前が男らしい」(38歳・女性)というコメントが寄せられた。
いずれも作者のセンスの光る名前で、一度聞いたら忘れられないようなものばかり。名前のインパクトの強さも、鬼滅人気の理由のひとつなのかもしれない。