■練習はハードだが人格者で生徒思い?

 続く第2位は陵南高校・田岡茂一監督(13.5%)。

 主将の魚住を中心に、県内屈指の選手である仙道などが所属する陵南高校は、湘北とは2度にわたり対戦した。田岡茂一監督の練習はかなり厳しいようで、海南との試合前に壮絶な練習量を思い出して選手たちが吐きそうになる場面も。高校時代の自分が仙道のようだったと振り返った場面では、チームから即「嘘だ!」とツッコミを入れられたりと、部員たちとのコミュニケーションは良好。湘北に敗れた際も「敗因はこの私、陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」と責任を認める器の大きさを見せた。

 スカウトにも熱心で選手思い、人当たりも良くて自分の立場にも責任を持つ。子どもたちの指導者に必要な要素を多く兼ね備えている人物である。

 選んだ人からは「厳しいけど選手への愛を感じる」(39歳・男性)、「個々のスキルに応じて、練習メニューを組んでくれそうだから」(47歳・男性)と、選手のモチベーションをきちんと管理しており、人身掌握に優れた点が高く評価されていた。

 また、「人間味があふれているから。花道のことを頭が切れる奴と勘違いしていたところも面白い」(43歳・男性)、「自分のミスを素直に認めるから」(38歳・男性)と人格者である点も人気が高いようだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3