1990年10月から1996年6月まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された井上雄彦氏によるバスケ漫画の金字塔『SLAM DUNK』。高校バスケ部にズブの素人として入部した主人公・桜木花道が仲間たちとともにインターハイ優勝を目指す物語で、1993年から1996年にかけてアニメも放送され大ヒット。多くの読者を熱狂の渦に巻き込んだ。
実際に漫画の影響でバスケの競技人口が増えたという統計もあり、日本バスケットボール協会の発表によると、1990年の段階で81万人だった競技者数登録人数が、スラムダンク連載終了時の1996年には100万人を超えている。スラムダンクでバスケのルールを学んだという人も多いのではないだろうか。
そこで今回は今なお人気の高い『スラムダンク』について、30代~40代の男性読者200名を対象に「あなたが学んでみたい監督は誰?」というアンケートを実施。さまざまなチームが登場する『スラダン』の名将らの中で、一番指導を受けたい人とその理由を答えてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■全国常連のチームを率いる海南・高頭
まず第3位に選ばれたのは、8.0%の得票率を得た海南大附属高校・高頭力監督。
海南は「神奈川の王者」と呼ばれる強豪で、過去16年連続でインターハイ神奈川県予選を優勝してきたチーム。主将の牧、1年の清田、スリーポイントシューターの神など強者ぞろいで、桜木たち湘北高校は予選決勝リーグの初戦でぶつかり敗北した。選手層の厚い海南を率いる高頭監督は、開始早々に桜木の才能に気づくなど「智将」としてのリーダーシップを発揮。パッと見は小柄で細身の宮益にシューターとしての才能を見いだすなど、見る目もある監督。
選んだ人からは「毎年インターハイに出場している学校の監督だから。リアルにいたら超有名な人物だと思う」(38歳・男性)、「練習を大事にしているから」(37歳・男性)、「実力次第で試合にも起用してもらえる。いい先生だと思います」(40歳・男性)というコメントが寄せられた。
試合の雲行きが怪しくなるととたんに機嫌が悪くなるという悪癖がややネックか。