東京五輪では、出場した世界的なアスリートたちが、鳥山明氏による人気漫画『ドラゴンボール』(集英社)に関するパフォーマンスを披露したことが話題に。今や日本だけでなく世界中のファンから愛されている作品であることを証明するカタチとなった。
同作では主人公・孫悟空を始め、正義感あふれる強いキャラクターが人気だが、物語上それに敵対する“悪者”の存在も必要不可欠。当然『ドラゴンボール』にもさまざまな悪役が登場する。そこで今回は「一番嫌いな悪者キャラクター」をリサーチ。10代から40代までの男性読者300名を対象に、『ドラゴンボール』に登場した悪人キャラの中から「もっとも嫌いな人物」を選んでもらうアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■魔人ブウを利用した邪悪な魔導師
まず第3位(9.7%)に選ばれたのは、はるか昔に魔人ブウを作り出した超極悪な魔導師ビビディを父に持つ「魔導師バビディ」。
バビディは恐ろしい邪心を持った人物で、自身に戦う力はほとんどないが、卓越した魔術の使い手だ。とくに悪い心を持つ者を支配する魔術を行使し、セルに匹敵する実力者である魔界の王ダーブラを従えていた。
何の罪もない小さな子どもを含む家族をむごたらしく殺し、たとえ仲間であっても用済みになると平気で殺害する冷酷さを見せた。復活させた魔人ブウに命じて、1つの街の住人を皆殺しにするという非道な行為も行った。
地球に復活したばかりの魔人ブウは善悪の区別がつかず、いわば純粋無垢なキャラだったが、ブウの圧倒的な力を己の目的のために都合よく利用して悪事に手を染めさせたのは罪深い。
そんなバビディが一番嫌いと言う人からは「残忍で救いようがない性格だから」(39歳・男性)、「基本的に弱虫にもかかわらず、権威主義的なところが嫌い」(37歳・男性)、「自分が強いわけでなく、他人に頼ったり操ったりする卑怯者」(40歳・男性)、「虎の威を借る狐の究極を描いたキャラ」(38歳・男性)などの意見が寄せられていた。