■性格まで変えた彼女の悲しき過去
続く第２位（１５.７％）は胡蝶しのぶ。
しのぶの過去はコミックス６巻や１６、１７巻で明かされる。両親を鬼に殺され、間一髪のところを岩柱・悲鳴嶼行冥に救われ、自分たちのような境遇の人間を少しでも減らしたいという理由で、姉・カナエとともに鬼殺隊に入隊したしのぶ。しかし柱にまで上りつめた最愛の姉も鬼に倒され、しのぶの目の前で亡くなってしまう。
もともとのしのぶは今のように穏やかな性格ではなく表情も男勝りであった。しかし姉の死以降、姉が好きと言ってくれた笑顔を絶やさないように、姉のように穏やかであるようにと自分を制御してきたようだ。しのぶは最後まで、心の底で常に鬼への激しい憎悪と復讐心を抱いていた。
しのぶを選んだ人からは「姉を鬼に殺され怒りつつも、姉の意思であった鬼と仲良くしようと葛藤しながらも生きていくところが好きです。強くて悲しい」（２０歳・男性）、「家族をすべて失う悲しみは一番耐えられないと思ったし、涙を流さないポーカーフェイスなところが好きになれた」（３２歳・男性）、「穏やかで優しい姉を殺され、立ち振る舞いが姉のようになってしまった。いつも自分らしくいられていないように感じる」（３３歳・男性）、「いつもどこか気持ちが入っていないしゃべりの理由が分かる過去のエピソード」（３４歳・女性）というコメントが寄せられた。
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