■ONE PIECEに「終わったら心にポッカリ穴があきそう」
第1位になったのは23.0%の得票率で尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』が選ばれた。
海賊王を目指すルフィと仲間たちの冒険を描く同作は今年で連載24年目。国内外で絶大な人気を誇る日本を代表する漫画作品の一つで、コミックスの累計発行部数は今年2月時点で4億8000万部。物語の途中でキーパーソンが亡くなったり作中で一味がバラバラになり2年の時間経過があったりと、新しい展開で常に読者のハートをつかんでいる。
そんな『ONE PIECE』だが、2019年には作者の尾田氏がフジテレビ系のバラエティ番組『ホンマでっか!?TVスペシャル』で「100巻ちょっと超えます」「終わりは近い」と発言したことが大きな話題に。さらにコミックス97巻の読者コーナーで「あと5年で『ONE PIECE』の連載をやめるって本当ですか?」という質問に対し、「はい。やめるっていうか、ルフィの冒険の一番面白い部分、『ONE PIECE』って何なの? の物語が完結するから、終わります」と回答している。
「ワンピース(ひとつなぎの財宝)とは何か?」「Dの意思とは?」など、まだまだ物語の核心部分が明かされていない要素が多いものの、確実に終わりは近づいているようだ。
選んだ人からは「子どものときから大好きだった作品。さみしいけど絶対に自分で見届けたい」(33歳・男性)、「ラストを想像しながら読むのも楽しい」(18歳・男性)、「どう幕を引くのか気になるけど、いつまでも完結してほしくない」(29歳・男性)、「人生とともにあった作品です。終わってほしくないけど物語にどう決着がつくのか絶対見てみたい」(41歳・男性)といったコメントが寄せられた。しかし国民的人気作品の完結については、「心にポッカリ穴があきそう」(37歳・男性)、「終わったら何を楽しみにすればいいか分からない」(23歳・男性)と心配する声も集まった。
読みたいけど終わってほしくない、というジレンマで読者を悩ませる名作漫画たち。4位以降にも昔からの人気シリーズが名を連ねた。