■後進に大きな影響を与えた男の生き様
続いて第2位(12%)に支持されたのは、吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』に登場する「煉獄杏寿郎」でした。
鬼殺隊の一員で、正義感あふれる炎柱として活躍。柱の中でも気さくかつ豪快な性格で、同じ任に就いた後輩の竈門炭治郎や我妻善逸、嘴平伊之助からも慕われます。
鬼殺隊の柱の中でもトップクラスの強さを誇る煉獄は、突如現れた上弦の鬼に対して一歩も引かず、仲間や周りの人々を守り切ろうとする力強い意思を見せた場面は印象的。その献身的な気高い姿は、後輩の隊士である炭治郎や善逸、伊之助にも大きな影響を与えました。
そんな煉獄杏寿郎こそ最高の兄貴分と思う人からは「男気に引かれる」(21歳・男性)、「生き様がカッコいい」(27歳・男性)、「映画の煉獄さんを見て、良い兄貴分だと思った」(42歳・男性)、「いろんなものを背負いこんでも前に進める強さが良い」(45歳・男性)といったコメントが寄せられています。
■伝承者にもっとも近いと言われた聖人
そして第1位(18%)に輝いたのは、『北斗の拳』(原作:武論尊、作画:原哲夫)に登場する「トキ」。北斗四兄弟の次兄で、血のつながりのないケンシロウにとっては義兄にあたる人物です。
本来ならトキは「北斗神拳の伝承者になるべきはずの男だった」とケンシロウが語るほどの逸材。核戦争が起こったとき、ケンシロウとユリアを守るために一人だけシェルターに入らず、死の灰を浴びてしまいます。トキはこれで病に体をむしばまれ、伝承者になることを断念しました。
トキは医学にも精通し、人々を医療で救ってきた心優しき人物。そして北斗神拳の伝承者に選ばれた義弟のケンシロウを導いてきた人物でもあります。
そんなトキの名前を挙げた人からは「自分の身を犠牲にして人を助ける人間性」(44歳・男性)、「拳法の腕だけでなく人間的にも素晴らしい。まさに尊敬する兄としての理想像」(49歳・男性)、「弟のよき理解者であるところが良かった」(44歳・男性)、「トキほど信頼できる兄貴分はいない」(42歳・男性)などのコメントが寄せられています。
4位以降の結果も『ジャンプ』作品を代表する“兄貴分”がズラリと並んだ今回のランキング。あなたにとっての「最高の兄貴分」とはいったい誰だったでしょうか?