本日6月11日より、いよいよ公開となった映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。同作は、1988年公開の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で描かれたシャアの反乱から12年後が舞台で、主人公「ハサウェイ・ノア」は『逆襲のシャア』の頃からニュータイプとしての素養を見せ始めていた人物でもある。
そこで今回は歴代のガンダム作品に登場する“ニュータイプ”と呼ばれているキャラクターの中で「最強だと思うパイロット」をリサーチ。30代から50代の男性ファン300名を対象にアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■トップ3までは大方の予想通り!?
ガンダムファンであれば、トップ3に選ばれそうなキャラクターは大体察しがつくことだろう。圧倒的な第1位(35.7%)に支持されたのはアムロ・レイ。続く第2位(14%)はカミーユ・ビダンで、第3位(12%)はジュドー・アーシタという順番だった。
それぞれテレビアニメシリーズの歴代主人公であり、作中でもっともクローズアップされたニュータイプのパイロットたちなので、これはある意味当然と言える結果なのかもしれない。
続いて第4位(11.3%)に支持されたのは「シャア・アズナブル」だ。『機動戦士ガンダム』を始め、さまざまな作品に登場するシャア。『Zガンダム』では「クワトロ・バジーナ」の偽名を使って、反地球連邦組織「エゥーゴ」の一員として戦った。
シャアは、ジオン共和国の創始者ジオン・ズム・ダイクンの息子で、本名はキャスバル・レム・ダイクン。ルウム戦役では、赤いモビルスーツを駆って一人で5隻の戦艦を撃沈する多大な戦果を挙げ、連邦軍の兵士から「赤い彗星」と恐れられたパイロットだ。
映画『逆襲のシャア』では同じニュータイプのアムロに敗れたかたちのシャアだが、『Zガンダム』の中ではハマーン・カーンのキュベレイと、パプテマス・シロッコのジ・Oを同時に相手にする場面も。性能面で大きく劣る百式に乗ったシャア(クワトロ)は、二人のニュータイプが乗る強力なモビルスーツと交戦。機体をボロボロにされながらも撃墜されることなく離脱するという、しぶとさを見せたシーンが印象的だ。
そんなシャアを選んだ人からは「パイロットとしての経験や技術はアムロにも負けてないと思う」(45歳・男性)、「通常の3倍のスピードのインパクト」(49歳・男性)などのコメントが寄せられていた。
シャアが優秀なパイロットであるのは疑いようもないが、ここまで票を集めたのはシャア自身の人気や知名度の高さによる部分も大きかったのかもしれない。