■アムロとシャアの因縁に深く関わるニュータイプの少女

 そして第1位(15.7%)に選ばれたのは、『機動戦士ガンダム』に登場する「ララァ・スン」だった。

 ララァはジオン公国軍のシャア・アズナブルによって才能を見いだされたニュータイプの少女で、モビルアーマー「エルメス」に搭乗。超遠距離からのオールレンジ攻撃で地球連邦軍の艦艇やモビルスーツに甚大な被害を与えていく。

 しかし、ララァの本質は心優しい少女で、同じニュータイプのアムロ・レイと戦場で遭遇したときに共感。お互い分かり合えたはずだったが、シャアが乗るゲルググ、セイラのGファイターが遅れて戦場に介入してきたことで歯車が狂ってしまう。

 相手が妹だと気づいていないシャアがセイラの機体を攻撃しようとするが、ララァはこれを阻止。そこで生じた隙をアムロが見逃さず、シャアのゲルググの右腕を斬り飛ばす。さらにガンダムがビームサーベルでゲルググにトドメを刺そうとしたとき、シャアをかばうように間に割りこんだララァのエルメスを貫いてしまった。

 猛烈な光に包まれて爆発するララァのエルメスを見つめ、後悔の言葉とともに涙を流すアムロと、叫びながらコクピット内を殴りつけたシャア。このララァの死はアムロ、シャア両名の心に深い傷となり、とくにシャアは映画『逆襲のシャア』の時代まで引きずることになる。

 そんなララァの死の場面が衝撃的だったという方からは「死に方が切なすぎる」(41歳・男性)、「ガンダム作品の中でも印象的なキャラだった」(46歳・男性)、「その後のガンダムシリーズに影響を与えたインパクトのあるシーンだったから」(48歳・男性)、「ララァがアムロと戦うときの悲しさが心に残っている」(51歳・男性)など、さまざまなコメントが寄せられていた。

■トップ10に入らなかった少数意見は?

 今回のトップ10には、宇宙世紀の『ガンダム』シリーズを代表する悲劇的な女性キャラの名前がズラリと並ぶ結果に。さらにランキング圏外の少数意見としては『機動戦士Vガンダム』のジュンコ・ジェンコやケイト・ブッシュ、『機動戦士ガンダム0083』のシーマ・ガラハウ、『機動戦士ガンダムUC』のロニ・ガーベイなどの名前も挙がっていた。

『ガンダム』シリーズの大半の作品に悲しい死を遂げるキャラが登場する。今回のトップ10に、あなたがその死に衝撃を受けた女性キャラは含まれていただろうか。

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ガンダム「ショックだった女性キャラの死」ランキング結果はコチラ