5月4日は「みどりの日」。「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」ことを趣旨として制定された国民の祝日である。
アニメ・漫画・ゲームには、髪色や衣装などでさまざまな色をイメージしたキャラクターが登場する。そこで今回は、個性輝く“緑色”のキャラクターにフォーカスし、アンケート調査を実施。30代から40代の男女200名に「緑色と聞いて思い浮かべるキャラ」を1名ずつ挙げてもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
まず全体の6.5%の人から名前が挙がり第3位になったのは『美少女戦士セーラームーン』のセーラージュピター。
セーラージュピターは、セーラームーンの3人目の仲間で、心優しい怪力少女。植物も大好きで、戦う際には雷を操る、セーラー戦士のなかでもパワー担当のキャラクターだ。衣装は、セーラー服のスカートや襟が緑色で、ところどころにバラをイメージさせるピンク色があしらわれている。また、エメラルドグリーン色の玉のついたヘアゴムで長い茶髪をポニーテールに結んでおり、足元は緑色のショートブーツとなっている。
今回は当時アニメを見ていた30代女性からの支持が特に多く、「初めて見たときからずっと緑のイメージは木野まこと」(38歳・女性)、「強くてカッコ良かったから」(32歳・女性)、「緑色のキャラで一番初めに好きになりました」(30歳・女性)、「よくセーラームーンごっこをしていたから」(34歳・女性)というコメントが寄せられた。グッズ展開される際のキャラクターごとのパッケージのカラーリングも印象深かったようだ。また同じくセーラームーンに登場する、エメラルドグリーンのロングヘアを持つ海王みちるも上位には入らなかったものの票を集めた。
なお、『セーラームーン』と同じく東映アニメーションによる変身少女アニメの人気シリーズ『プリキュア』では、現在までの計69人(劇場版含む)のプリキュアのなかで緑色をメインにしたキャラクターは意外にもキュアミントとキュアマーチ、キュアミルキーなど数名しかいない。女児向けアニメでは緑色のキャラクターはかなり少ないようだ。
続く第2位は11.0%の人に支持された初音ミク。2007年に発売された、ヤマハが開発した音声合成システムのボーカロイドだ。
その見た目はくるぶしまで届く長さの青緑色のツインテールの髪型が特徴で、衣装はグレーのノースリーブの上着にネクタイ、黒いミニスカートにロングブーツを身につけている。腕には黒を基調とした電光表示があり、これらのデザインは主にヤマハのシンセサイザー・DX7をモチーフにしていることが明かされている。実際に、DX7のカラーにはミクと同じ青緑色があしらわれている。
選んだ人からは「緑色のキャラでこんなに人気が出るとは思わなかった」(45歳・男性)、「画期的だったから」(38歳・男性)、「きれいな色だという印象がある」(35歳・女性)、「世界的に人気だから」(30歳・男性)という声が寄せられた。
ミク発売前にもボーカロイドには「MEIKO」「KAITO」などのキャラクターがいたが、いずれもミク発売前まではあまり注目を集めていなかった。やはり初音ミクの存在はかなりセンセーショナルだったようだ。