■月の小遣い1万円の国民的キャラ

 第1位に輝いたのは、20.3%の人に選ばれた『ドラえもん』の骨川スネ夫。その知名度の高さで圧倒的首位に輝いた。

 父が会社の社長のため家が裕福であることをいつも自慢しているスネ夫は、新しいおもちゃを見せびらかしては「3人用だから」という理由でのび太を仲間はずれにする嫌みなキャラクター。また、ジャイアンの腰巾着というイメージの強いスネ夫だが、心の中ではジャイアンに対する反発心を持っていることから、賢くひきょうな一面も見てとれる。

 アニメでは家がポルシェやクルーザーを所持している描写もあるが、コミックスでは先祖代々武士の家系で家老職を務めていたことが明かされており、成金ではなくもともと由緒正しい家系だったようだ。

 スネ夫を選んだ人からは「いつも新しいおもちゃをもらっているから」(34歳・女性)、「典型的なお金持ち」(33歳・女性)、「お金持ちだけど性格の悪いキャラナンバーワン」(42歳・女性)、「いつもお金持ちを自慢しているから」(43歳・男性)というコメントが寄せられた。

 スネ夫は小学生ながら月の小遣いが1万円であることを考えると、お金持ち度合いは想像しやすいかもしれない。

 子ども向けのギャグマンガやコメディ作品が多くランクインした今回のランキング。第4位以降には『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する世界的大企業「中川コンツェルン」の御曹司で両津勘吉の部下である中川圭一、父親のブリーフ博士が大きな敷地と邸宅を所有しており、お金持ちキャラとして知られる『ドラゴンボール』のブルマ、お嬢様であるがゆえに事件に巻き込まれることもある『名探偵コナン』の毛利蘭の親友・鈴木園子などが続いた。

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