スネ夫? 花輪くん?『こち亀』中川圭一? 漫画・アニメのド定番「お金持ちキャラ」ナンバーワンは誰だ!?の画像
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 令和2年の確定申告は4月15日まで。アニメや漫画にはさまざまなお金持ちキャラが登場するが、お金持ちであればあるほど、きっとこの時期はてんやわんやなことだろう。今回は「お金持ちのキャラといえば誰を思い浮かべるか」について、30代から40代の男女300人に調査を行った。さまざまな名物キャラに票が寄せられた中、上位に集中した3名を紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

■アニメに必要不可欠な「お金持ちキャラ」たち

 まず第3位に選ばれたのは、10.3%の人に支持された『ちびまる子ちゃん』の花輪和彦。花輪クンといえば、まる子たちが通う小学校の中でも随一のお金持ちキャラクター。キザな性格で、女子に対して「ベイビー」と呼んだりと甘い言葉をささやく姿のイメージが強い。

 学校へ車で登校したり、常に「ヒデじい」というじいやを付き従えているなど、いかにもお金持ちらしい行動が目立ち、まる子らが花輪クンの住む豪邸に遊びに行くこともしばしば。アニメでは、花輪クンの家のトイレはまる子とお姉ちゃんの部屋の大きさに匹敵すると語られていたこともあった。

 選んだ人からは「お金持ちなのに性格が良くて好感が持てる」(38歳・女性)、「なんで公立小学校に通っているのか分からない」(32歳・男性)、「みんながうらやましがるほどだから」(42歳・女性)、「勉強もスポーツもできる完璧超人」(41歳・男性)というコメントが寄せられた。しかし唯一の欠点として、字は下手なようだ。

 過去に発売された『ちびまる子ちゃん大図鑑DX』(扶桑社)によれば、赤ちゃんの頃の入浴に使ったタライは大理石で、ベビーカーはドイツ製だったという。1970年代を描いた世界観の中ではかなりのお金持ちであることがうかがえる。

 第2位(12.7%)になったのは、『おぼっちゃまくん』の御坊茶魔(おぼう・ちゃま)。

『月刊コロコロコミック』(小学館)で連載された小林よしのり氏による同名コミックが原作で『おぼっちゃまくん』の主人公・御坊茶魔はお金持ちばかりが通う田園調布学園の中でも一目置かれる御坊コンツェルンの跡取り息子だ。アニメは1992年に放送終了し、『コロコロ』での連載も1994年に終了しているが、30代から40代を対象に行ったアンケートということで、当時同作から大きなインパクトを受けたという人からの多くの票を集めた。

 おぼっちゃまくんは、耳に砂金、涙腺に真珠、鼻に黒真珠、歯にダイヤモンド、ヘソにエメラルド、尻に金塊が詰め込まれており、その総額は時価三億円相当という常軌を逸したお金持ち。トイレットペーパーとして一万円札を使用しており、許嫁も100人いるという。

 御坊家が茶魔のために使う金額は年間2兆5000億円で、これは日本の防衛費のほぼ半分に匹敵。月々の小遣いとして2000万円をもらっているそうだ。甘やかされて育ったおぼっちゃまくんのズレた感覚による大ボケが話題となり、「ともだちんこ」「おはヨーグルト」などの“茶魔語”は当時の子どもたちに大ブームを巻き起こした。

 選んだ人からは「お金の桁が違いすぎる」(47歳・男性)、「すごすぎてよく分からないから」(37歳・男性)、「億とか兆の単位が当たり前のように出てくるから」(36歳・女性)というコメントが寄せられた。お金持ちを主人公にしたギャグマンガ作品だけに、その衝撃はかなり大きかったようだ。

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