■ジャンプ黄金期を牽引したバトル漫画の金字塔
そして全体の21.5%の人に支持されて第1位となったのは、『週刊少年ジャンプ』で1984年11月から1995年6月まで連載された鳥山明氏による『ドラゴンボール』。発行部数は全世界累計で2億6000万部で、世界中で愛される漫画だ。
7つ集めると願いを叶えてくれる「ドラゴンボール」を探す少女・ブルマと主人公の少年・孫悟空が出会ったことで不思議な冒険へ旅立つ物語。ジャンプ黄金期を牽引した作品で、同誌の歴代最高部数となる653万部を記録した1995年3・4合併号(1994年12月)では魔神ブウ編の死闘が描かれ、ドラゴンボールの特大ポスターが付録となっていた。
何度もアニメ化されており、原作準拠の『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』のほか、『Z』のデジタルリマスター再編集版の『ドラゴンボール改』や、オリジナルアニメの『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール超』も放送。2018年には劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開されるなど、世代を超えて人気が続く国民的漫画だ。
アンケートでは「悟空が初めてスーパーサイヤ人になったとき」(36歳・男性)や「毎週買うのにあれほど興奮した記憶がないから」(43歳・男性)、「孫悟空が強くなるのが格好良い」(41歳・男性)という声が寄せられた。
今回のアンケートでは、ジャンプ漫画が上位を独占。続く4位5位は『北斗の拳』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と同じくジャンプ作品で、同誌の人気ぶりがよく分かる結果となった。ジャンプ以外では『ドラえもん』や『名探偵コナン』、そして4月9日発売の『別冊少年マガジン』(講談社)でいよいよ最終回を迎える『進撃の巨人』など、さまざまなジャンルの作品への票が寄せられた。