■実はルパンと次元は同じ顔?

 また7.3%の同率で同じく第3位となったのが『ルパン三世』の次元大介。次元は、アニメではほぼ一貫して帽子を深くかぶっており、その理由は帽子のつばを射撃の照準合わせに使っているため、とのこと。それゆえ、ときおり現れる目以外の素顔は謎に包まれている。

 しかし、アニメのシリーズによっては完全に帽子を脱いで、顔全体が分かるように描かれている場面もあり、その素顔はなんとルパンそっくり。コミカルな顔面が視聴者を驚かせた。次元の素顔がルパンにそっくりであることについては、『トリビアの泉』(フジテレビ系)内で原作者のモンキー・パンチ氏自ら「次元のキャラクターデザインはルパンを長髪にしてヒゲと帽子をつけ加えて完成した」と語っている。

 次元を選んだ人からは「素顔はもっとクール系かと思っていた」(35歳・女性)、「あまり顔が出る機会がなかったから」(40歳・男性)、「思っていたより若かった」(45歳・男性)という意見が寄せられた。声や振る舞い同様、ハードボイルドでクールな素顔を想像していた人が多かったようだ。

 第2位(8.7%)にランクインしたのは『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル。シャアの特徴といえば、顔の上半分を覆う大きな仮面。仮面をつけている理由は、自身がジオン・ズム・ダイクンの遺児、キャスバル・レム・ダイクンだという正体を隠すためだ。

 その特徴的な仮面や名ゼリフの数々で、『ガンダム』を詳しく知らない人にも高い知名度のあるシャアだが、マスクを外し素顔をさらけ出したのは意外にも早く、アニメ第2話。またこの他にも、最終話の「脱出」などでたびたびその精悍な顔つきを覗かせている。

 選んだ人からは「意外と普通かも?」(35歳・女性)、「悲しい運命を背負っていると思います」(45歳・男性)、「仮面のインパクトがありすぎ!」(40歳・女性)という意見が寄せられた。また、「知らなかったのでネットで調べました」(30歳・女性)と、リアルタイムで作品を視聴していない層からの票も集めた。

 なお、シャアがあまりにも印象深いキャラクターのためか、『ガンダム』シリーズにはシャアのように仮面をかぶった謎の人物が他にも多く登場する。作品における、強い影響力を持つキャラだと言えるだろう。

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