6月11日に公開される、明石家さんま(65)プロデュースの劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』の主演声優を、女優の大竹しのぶ(63)が務めることが3月1日に明らかとなった。
『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に暮らす母と娘の成長を描く、西加奈子氏の同名小説が原作のハートフルコメディ。さんまは西野氏の直木賞受賞作『サラバ!』を読んで以来、西野氏のファンであることを公言しており、今作もさんまが西野氏に直接映像化のオファーをしたという。
愛読書の映像化だけでなく、主人公・肉子ちゃんの声優を1992年に離婚した元妻である大竹しのぶが務めることになった今回の映画。2日には大竹のアフレコに、プロデューサーの明石家さんまが指示を出すアフレコ風景も『TBS』公式YouTubeチャンネルなどで公開。動画では、大竹の「キクリンおはよう。うわ~~~~い」というセリフに、さんまが「トトロっぽくていいです。あの、ブヒって鼻鳴らすのいける?」とリクエストする場面もあった。収録後の対談風景も公開となり、「私生活でね“ツッコメー!”とかね、“そこはボケやろ!”とか言われて」「私は鍛えられました」と、大竹がさんまについて楽しげに語る姿もあり、変わらぬ仲の良さを見せつけた。
また同作にはアニメ『鬼滅の刃』で主人公・竈門炭治郎役を務める花江夏樹が声優として参加する。さんまといえば自身のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBS)などで『鬼滅』のファンであることを公言しており、今年1月2日放送の『新春大売り出し!さんまのまんま』(フジテレビ系)に花江夏樹と、『鬼滅の刃』我妻善逸役の下野紘がゲスト出演した際は、さんまが2人に作中のセリフをおねだりするシーンもあった。
花江は『さんまのまんま』出演について「僕が生きてるうちに(さんまさんに)お会いできるとは思いませんでした」「さんまさんはCGみたいでした」とコメントしていたが、さんまにとっても非常に楽しい収録だったことは想像に難くない。
番組では花江からプレゼントされたヒロイン・禰豆子の手のひらサイズのフィギュアに「炭治郎からもらった禰豆子やぞ!」とテンションを上げる場面もあった。ちなみに、この際に禰豆子を「こういう歯がゆい女の子が好きなのよ」と魅力を熱く語ってから「そういう奥さんが欲しいねん!」と話し、花江と下野が大爆笑する場面もあった。
元妻で現在はよき仕事仲間である大竹しのぶと、さんまが認めた声優・花江夏樹。彼らが映画で活躍する姿が、いまから楽しみだ。