どうも。パリスヒルトンと同い年でおなじみムーディ勝山です。さて、いま漫画好きの有名人が、口をそろえて推す作品があります。それが、人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、『週刊少年ジャンプ』で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)先生のダークファンタジー・バトル漫画『呪術廻戦』です。
多くの有名人も好きなことを公言しており、米津玄師さん、山田裕貴さん、小島瑠璃子さん、そして、なんとあの!「岐阜県住みます芸人」三つ星ジョージまでもが大好きだと言っておりました。これは傑作に間違いありません。
昨年10月からアニメが始まったこともあってか、ここ最近の発行部数の伸びがエグい。昨年10月には1000万部、12月には1500万部、今年に入って1月13日に2000万部を突破と爆発的に発行部数を伸ばしています。と言っていた矢先! 1月26日に2500万部を突破! わずか13日で500万部売れてるやん!! すごすぎる!! もーほんとびっくりしますよねー、それでね? ……と次に行こうとしてもダメですよ! なんと2月9日には3000万部を突破!! すごい! あの頃のレイザーラモンHGさんぐらいの勢い!!
さてこの作品、普通に読んでもめちゃくちゃ面白いんですが、まだ明らかになっていない部分や伏線が沢山あって、それについてああでもないこうでもないと「考察」を楽しんでる人が多いんです。世間で語られている考察にはこんなのがあるよ? というたとえでサラ~ッと、考察を軽~く、説明しますね?
たとえば、1話で虎杖の唯一の身内であるおじいさんが両親について語ろうとしましたが、虎杖は聞こうとしませんでした。まだ物語ではその存在が明らかになっていません。そして同じく1話で、虎杖が陸上部の顧問と入部をかけて砲丸投げをするシーンがあります。そこで虎杖はオーバースローで30mの記録を出しますが、世界記録でさえ「23m12」です。その後に生徒が「アイツ50mを3秒で走るらしいぞ」と言いますが、あのウサイン・ボルトでさえ「5秒47」です。
このシーンはギャグっぽくサラッと流されますが、明らかに身体能力バグってます。そしてその場にいた伏黒恵というキャラが「凄いなアイツ呪力なし素の力でアレか。禪院先輩と同じタイプかな……」というセリフを残すんです。
呪術高専の先輩・禪院真希は名門の家系で本来術式を持って生まれてくるはずだったが術式を持っていなかった、しかし名門なのに術式を持たなかったという業と引き換えに人間離れした身体能力を与えられた。生まれながら肉体に強制された縛り、これを作中では「天与呪縛」と言います。まさに虎杖もこの「天与呪縛」なのではないのか? もしそうなら、明かされていない虎杖の両親も名門の家系なのではないか……? と、スポーツテストのシーンと伏黒恵のセリフからここまで考察できるというワケです。
そして、おじいさんが死ぬ間際「お前は人を助けろ。大勢の人に囲まれて死ね。俺みたいにはなるなよ」と、虎杖に伝えます。このセリフに僕は少し寂しそうな雰囲気と後悔と罪悪感のようなものを感じました。このセリフを裏返すと「俺は人を助けられなくて孤立した」という意味にもとれます。その孤立の原因が、自分の子ども、すなわち虎杖の両親だったとしたら……虎杖の両親は周りから忌み嫌われるような存在なのかもしれません。
……と、軽くまとめさせていただきました。後半は僕の考察ですが、答えが出ない限り考察の可能性は無限なので、自分で考察して楽しんだり、人の考察を見ても楽しいです。