2月23日、『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日系)の特別編『声優はスゴいんだ!! 今、声優でしょ! 3時間SP』が放送された。スタジオには、山寺宏一、森久保祥太郎、梶裕貴、石川由依、潘めぐみ、武内駿輔、諸星すみれ、小野友樹、三森すずこの9人の人気声優が集結。MCの林修(55)を驚かす技術の数々を披露した。
この日の番組では、トークの中で山寺の『それいけ! アンパンマン』秘話が明かされる場面も。山寺が『ルパン三世』の銭形警部や『ポケットモンスター』のミュウや『アンパンマン』のジャムおじさんなど10のキャラクターを瞬時に使い分けてみせると、バカリズム(45)が「切り替えがすごい」と感心。「前の役に引っ張られたりしないんですか?」と尋ねると、山寺は番組用に練習してきたと暴露しスタジオを笑わせた。
また山寺が『アンパンマン』で多くの役を受け持つ理由として、「バイキンマンのオーディションを受けて落ちたんですね。でもそれがけっこう良かったから犬の役やってって言われて」と、新人時代に名前のない端役を複数担当するレギュラーになった経緯を明かした。
またこの日の放送では、無邪気な少年から意志の強い青年の声まで巧みに使い分ける梶の声を日本音響研究所で徹底分析。録音した梶の『鬼滅の刃』、『進撃の巨人』、『BROTHERS CONFLICT』など10のキャラクターの声を検証したところ、グラフで表された声紋はどれも大きく異なっており「すべて別人の声」だと鑑定された。
中でも梶は子どもの声を演じる際、実際の子どもが出すという“600ヘルツ”よりも高い声を出しており、それが可能な理由は「声帯の筋肉を伸ばして高い声を出している」「口の中の大きさを子どもサイズに変えて高い声を出している」ためだと分析された。科学者によれば、これは普通の人には到底できないことだという。
この結果にはスタジオも驚愕。林先生は「声優の方が犯罪やったとき、警察もちょっと苦労しそう」とコメントしスタジオを笑わせていた。
声優のテクニックや秘話が盛りだくさんの内容に番組を見ていたファンも大満足だったようでSNSは「永久保存版じゃね?」「地上波でこんなにしっかり特集をしてくれるなんて!」「至福の3時間」「生アフレコすごすぎて言葉がでない……」と大盛り上がり。アニメを支える声優たちのふだんは見られない姿や知られざる苦労に感銘を受けたファンも多く、出演者の名前が続々とツイッターでトレンド入りを果たすこととなった。