■子どもたちの憧れだった「携帯できるファミコン」
続いて第2位(14.7%)となったのは、1989年に「携帯できるファミコン」として子どもたちを中心に大ブームを起こした任天堂最初期の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」。現代のゲーム機と比較すると携帯ゲーム機としては大きくて分厚いが、外でゲームができるということに衝撃を受けた人も多いのではないだろうか。今回寄せられたコメントに、「世代じゃないですがおしゃれだと思います」(19歳・男性)、「レトロでかわいらしい」(26歳・女性)、「おもちゃっぽくてかわいい」(35歳・女性)、「おしゃれなデザインだと思います」(19歳・男性)と、リアルタイム世代ではない人からの票も多く集めた。
ゲームボーイのかわいさは任天堂のDNAとして脈々と受け継がれ、数々の派生機や次世代機が誕生した。ゲームボーイポケットやゲームボーイカラー、アドバンス、アドバンスSPなどゲームボーイの歴史は非常に深い。初代のゲームボーイは、「単三電池4本で動いてたので、電池がすぐなくなる」「バックライトがないので、暗所でプレイできない」「通信ケーブルを持つ人は英雄扱い」など、今のゲームからは想像できない、数々のゲームボーイあるあるが存在する。すべてを紹介すると大変なボリュームになるが、筆者は通信ケーブルを持っていたのでポケモンブームのときに、まわりに人が多く集まった。持ち運ぶことでコミュニケーションが生まれる、携帯ゲーム機ならではの思い出があるという人も少なくないのでは。