バスケットボール漫画の金字塔『SLAM DUNK』の新作アニメ映画の製作が決まった。この発表に歓喜した人も多いのではないだろうか。SNSでは「どの試合を映像化するのか」「声優はそのまま引き継がれるのか」といった声が多数上がり、俳優で同作のファンを公言している松坂桃李も、1月7日に「豊玉~山王戦までやるのか?」とツイート。ただ原作者・井上雄彦氏のツイッターでの発表では「映画化」とだけ明言されていたため、「実写化ではないか」といった臆測も飛び交っていた。
人気漫画・アニメの実写化はハードルが高く、反対だという人は少なくないが、一方で実写版のヒットを機に幅広い層にファンを拡大させるケースもある。そこで今回は「もしもスラムダンクが実写化されたら」をテーマに調査を実施。スポットをあてるのは、孤高の天才プレーヤー・流川楓。30代から40代の男女200名に「実写版・流川楓にピッタリだと思う俳優」についてアンケートを実施した結果、全体の5.0%の人から「実写化は反対」という意見も集まったが、「この人ならピッタリ」という意見が寄せられた俳優をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■目つきの鋭さに「似合いそう」
流川楓といえば、湘北高校に入学する前から注目されていたバスケットボールのスタープレーヤーだ。しかもクールな顔立ちのイケメンで、ヒロインの赤木晴子からはひそかに思いを寄せられ、「流川楓親衛隊」というファンクラブができるほど女子からモテる。一方でバスケ以外のことには無気力。趣味は寝ること、学力もお粗末でテストは赤点だらけ。その割に売られたケンカは買うという、ケンカっ早く負けず嫌いな一面もある人物だ。
そんな両極端な一面を持つ流川にピッタリだと思う俳優として、全体の7.0%の人に支持され3位にランクインしたのは、山田裕貴。役柄の振り幅の大きさから、カメレオン俳優とも呼ばれる実力派だ。俳優デビュー作『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)のゴーカイブルーや、映画『亜人』の高橋役では軽快な身のこなしを披露。1月16日からスタートしたドラマ『ここは今から倫理です。』(NHK)では、クールながらも内に情熱を秘める教師・高柳を熱演している。アンケートには「戦隊出身でアクションもできるし様になるはず」「目つきの鋭さが流川役に合いそう」「山田さんにドアホウって言ってほしい」といった声が寄せられた。
■原作ファンをうならせた俳優もランクイン
2位にランクインしたのは、吉沢亮(10.5%)。沖田総悟役で出演した『銀魂』の実写版では、そのビジュアルの再現度の高さが原作ファンにも受け入れられた。また映画『ママレード・ボーイ』の松浦遊役をはじめ、少女漫画原作のさまざまな実写化作品でも、ヒロインの相手役や主要な役どころを担当し、イケメン役者の名をほしいままにしている。今回のアンケートでも「顔がきれいで雰囲気が似ている」「無口でクールな役が似合いそう」などの意見が寄せられた。
また吉沢は2016年のドラマ『バスケも恋も、していたい』(フジテレビ系)で実際にバスケットボール選手を演じたことがある。そのため「バスケがうまい」という声も上がっていた。なお2021年公開予定の『東京リベンジャーズ』で吉沢は、3位の山田裕貴演じる龍宮寺堅と最凶組織のコンビを組む佐野万次郎役を務める。