高槻かなこの3rdシングル『Before the Nightmare』が、2022年5月25日に発売! 2022年4月より放送中のTVアニメ『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』のエンディングテーマとなる今作は、彼女自身が作詞を手掛けるロックナンバー。闇の中で光を探し、悪夢の終わりを祈る、切なく儚い歌詞と力強いロックサウンドが合わさった疾走感あふれる楽曲。ほかにもカップリング曲を2曲収録したシングルの発売を記念して、作品への想いに迫るロングインタビューを敢行しました!(第1回)
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「ブラック★ロックシューター」は、歌っていても楽しいし、どこか儚さを感じる世界観が素敵
――3rdシングル『Before the Nightmare』の表題曲は、とてもクールなロックナンバーですね。楽曲制作はどのように行われたのでしょうか。
とてもありがたいことに、TVアニメ『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』のエンディングテーマをやらせていただくというお話をいただいて、そこから楽曲を作りました。どなたに曲を書いていただくか、というところから話し合っていたのですが、今回は作品の世界観に合わせてロックな感じにしたいと思ったので、ロックテイストの楽曲が得意なebaさんにお願いしたいと思って提案させていただきた。ebaさんは、私がこの世界に入るきっかけを作ってくださった方なのですが、デビューしたらいつか一緒にやりたいなと思っていたんです。
――最初に楽曲のラフが上がってきたときに、どんな印象を持たれましたか。
実は私、昔ebaさんの楽曲に仮歌を入れるお手伝いをしていた時期があるんですね。今回初めて楽曲が上がってきた曲を聴いたときに、やっぱりebaさんらしいギターサウンドだなって思いました。イントロは「Woh〜!」という掛け声から始まるのですが、それを聴いたとき、自分がライブをしているところが頭に浮かびました。
――たしかに、ライブで盛り上がりそうなサウンドですね。
はい。そして歌詞は、「悪夢」や「夢」をテーマに書きたいなとそのときになんとなく思っていました。アニメ作品のプロットも読ませていただいて、作品の世界観が、現実とは思えないような話だったり、主人公が記憶をなくしていたりというのもキーワードだなって。2007年にスタートしたプロジェクト「ブラック★ロックシューター」の世界とは全く新しい世界線で描かれるということなので、いまいる世界と、違う世界を行き来しているようなテーマがはまるんじゃないかなって思ったんです。
――2007年に、huke氏によってデザインされたキャラクターから「ブラック★ロックシューター」という曲が生まれ、そこから映像化やコミカライズなどされましたが、その当時はご存知でしたか。
もちろんです! supercellのryoさんが作った「ブラック★ロックシューター」は、当時はカラオケに行ったら必ず歌っていました。歌っていても楽しいし、どこか儚さを感じる世界観が素敵ですよね。ボーカロイドの楽曲にハマったのも、ryoさんの影響が大きいです。だから、今回「ブラック★ロックシューター」プロジェクトのチームに入れるというのがすごくうれしかったですね。
――当時から、音楽の道を目指していたのでしょうか。
はい。高校生でしたが、ちょうどアニソンカフェでアルバイトをしていたので、そのカフェでバイトしながら歌っていました。あとは、ニコニコ動画やYouTubeの「歌ってみた」に投稿していました。
――その頃から音楽に積極的に向き合っていたんですね。
自分から向かって行かないと、夢は叶わないと思い始めた頃だったので、自分でいろいろ音楽を発信するようにしていました。
――「悪夢」がキーワードですが、どんなふうに思いついたのでしょうか。
歌詞を書いていたのは1年前なのですが、その頃、悪夢を見ることが多かったんです。内容は覚えていないのですが、なぜか夢の中で会った人をよく知っている感覚になったり、夢の中で怒っていて、起きるとその感情がずっと残っているというのが不思議だなと思っていたんです。夢か現実か、パラレルワールドか。そういうことを考えているときに、このお話をいただいたので、この言葉をキーワードにしてみました。
――作詞で苦労されたところはありますか。
アニソンは、いかに作品の世界観に寄り添えるかが大切なので、言葉選びはすごく気を遣いました。今回の曲はいつもより短い曲だったので、いかに自分の言いたいことや伝えたいことを、少ないメロディのなかにはめ込むかという、パズルのような作詞作業でした。たくさん書き直したというわけではないのですが、どういうストーリーにしようかなとか、切なさは入れたいけど、最後は少し希望に向かっていけるような流れにしたいなというふうにずっと考えていました。
――MVも現実と夢を行き来しているような作品でした。撮影で印象に残っていることはありますか。
撮影は丸一日かけてやりました。MVのなかでプロジェクターを使って自分を映し出し、その映像の前に自分がいるというシーンがあるのですが、まずはそのプロジェクターで映す映像を撮るところからはじめて。それから、動きを撮って、最後にプロジェクターの映像と合わせて撮ったんです。
監督からは「このシーンではこういう動きをしてください」とか「感情を込めて苦しそうな感じで」と、演技指導をしていただきました。
――最後の高槻さんの微笑む表情に希望を感じました。
それはよかったです(笑)。あそこも監督が、「まずは見渡して、光を感じて」と、細かく指示してくださいました。楽曲の終わり方も独特で、聴き終わった瞬間に現実に引き戻される感じも気に入っています。
高槻かなこ単独インタビュー第2回は明日公開予定!
「WEB声優MEN」そのほかのアーティストインタビューはコチラ!
《INFORMATION》
高槻かなこ
TVアニメ『ブラック★★ロックシューター DAWN FALL』エンディングテーマ
『Before the Nightmare』
2022.5.25 on sale
【初回限定盤 (CD+BD)】LACM-34264 / 2,750円 (10%税込) / 2,500円 (税抜)
【BRSDF盤】LACM-24264 / 1,430円 (10%税込) / 1,300円 (税抜)
<商品仕様>
【初回限定盤】 CD / BD
【BRSDF盤】 CD only ※描き下ろしイラストを使用したジャケット仕様
-CD- ※全形態共通
1.Before the Nightmare 作詞:高槻かなこ 作曲・編曲:eba
2.嘘つきダーティ 作詞:高槻かなこ 作曲:市瀬るぽ 編曲:eba
3.Love myself, All myself 作詞・作曲:高槻かなこ 編曲:森 拓人 弦編曲:内田清孝
4.Before the Nightmare(Off Vocal)
5.嘘つきダーティ(Off Vocal)
6.Love myself, All myself(Off Vocal)
-BD- ※初回限定盤のみ同梱
「Before the Nightmare」Music Clip
「Before the Nightmare」Behind The Scenes (メイキング映像)
高槻かなこ たかつき・かなこ
9⽉25⽇⽣まれ、兵庫県神⼾市出⾝。アミューズ所属。2015年、TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」国⽊⽥花丸役で声優デビュー。 スクールアイドルグループAqoursとして2018年には東京ドーム2daysで国内外ライブビューイング含め15万⼈を動員。2020年10⽉14⽇にTVアニメ「100万の命の上に俺は⽴っている」OPテーマ『Anti world』で待望のメジャーデビュー。
●⾼槻かなこ アミューズオフィシャルウェブサイト
https://artist.amuse.co.jp/artist/takatsuki_kanako/
●⾼槻かなこ 公式ファンクラブ「たかつき王国(TAKATSUKINGDOM)」 https://fc.takatsukikanako.com/