【独占記事】仲村宗悟が夜の海で熱唱!『流転』MV監督が語る「人間・仲村宗悟」の魅力【前編】の画像
仲村宗悟

本日、2022年1月26日に仲村宗悟の最新シングル『流転』が発売。TVアニメ『最遊記RELOAD -ZEROIN-』のEDとなるこの楽曲は、アニメの世界観をイメージして仲村本人が作詞・作曲したもの。三蔵たち一行の長い旅のなかで生まれる、もがくような心情が丁寧に表現されている。

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仲村宗悟『流転』MV 
 

この楽曲で話題となっているのがMVだ。仲村が夜の海で彷徨うロングショットの映像は、まるで映画のワンシーンのよう。波にたゆたいながら熱唱するその姿は、いままでにない大人の色気が漂っていて印象的。26日に発売されたシングルの初回限定盤には、このMVの撮影メイキング映像も収録されており、真夜中の撮影に挑む仲村の姿がたっぷり堪能できる。

そして今回、このMVの演出を手掛けた中村浩紀監督の独占インタビューがWEB声優MENで実現! 前後編2回に分けてお届けします!
 

仲村さんから表現に対する強い想いを感じた


Q.仲村宗悟さんとご一緒するのは初めてだそうですが、仲村宗悟さんのもともとの印象と、お会いしてどんな印象だったかを教えていただけますでしょうか。

 

今回は事前にオンラインではありましたが、本人と顔合わせができるということでしたので、過去のMVなどは拝見しました。ですが、あえて自分の中で事前情報をあまり入れずに、フラットな状態でご本人とお話しできればなと考えていました。
実際にお会いしての印象は、リラックスした雰囲気の中にも映像表現に対する強い思いがある方だなと感じました。そういうアーティストの方とご一緒できると、こちらのモチベーションもとても上がります。

 

Q.『最遊記』の世界観をイメージして仲村さんが作られた『流転』の楽曲を初めて聴いたとき、どんな印象を持たれましたでしょうか。
 

3分という尺の中に静と動が混在するとても面白い楽曲だなと思いました。とくに、間奏の音が厚くなってギアが入る感じが個人的にはとても好きです。
 

Q.MVを拝見いたしましたが、「流転」「たゆたう」といった歌詞のキーワードと、海のロケーションがとても合っていて素敵で、何度もくりかえし観てしまいました。夜の海でのロングショット撮影は、どういった経緯で決まっていったのでしょうか。
 

まず、歌詞の中で印象的に登場する「月」というテーマで作れないかなと。その上で月明かりに導かれて進行するような「夜のロードムービー」的な要素を盛り込んだら面白いのではないかと思いました。
そのきっかけとして、冒頭から本人が月明かりに照らされた海に漂っていて、そこから展開していく始まりはとても印象的かつ曲のテーマにも合っているんじゃないかと思い、提案しました。
(撮影した時期は)季節的にはもう冬になりかかっていたのでチャレンジだなとは思っていたのですが、本人含めスタッフの方々がとても前向きにこの演出を受け入れていただけたのでありがたかった反面、いい作品にしなければと身の引き締まる思いでした。
 

Q.監督は、映像作品を撮るときに、どんなことを大切にして撮ってらっしゃるのでしょうか。また、テーマやアイディアは、普段どんなときに思いついたりするのでしょうか。
 

最近は撮影技法や編集技法などもとても進化していろんな映像表現を作品に盛り込むことができるようになってきました。ただ自分としては一つのテーマや世界観が一貫して映像から感じられるような作品作りを意識しています。
MVに関しては、誤解を生むかもしれませんが、「アーティストに寄り添った作品」よりも「楽曲に寄り添った作品」をまずフラットに考えたい。その上でアーティストの個性や魅力などをどう活かしていくか。それがPromotion VideoではなくMusic Videoの本質なのではないか考えています。
テーマやアイデアは、これだけ情報が溢れている時代ですと、普段の日常でそこら中に落ちていると考えています。
 

Q.このMVで、仲村さんのどんな表情を捉えたいと思われましたか。
 

仲村さんに関しては、逆にこういったテーマで私たちが考えた演出、シチュエーションの中でどういったパフォーマンス、表情を見せてくれるか本人に委ねるくらいの気持ちで臨みました。
ここは表現者としての仲村さんを信頼していましたし、何かあればその場で会話しながら作っていければと考えていました。

 

インタビュー後編では、実際の撮影エピソードにまつわるインタビューも。ぜひご覧ください!
 

PROFILE
監督 中村浩紀 
なかむら・ひろき
1979年生まれ。大学卒業後、CGや平面デザイン制作の傍ら、竹内芸能企画にて映像制作の基礎を学ぶ。2005年からフリーに転向し、これまでに関ジャニ∞『言ったじゃないか』、ゲスの極み乙女。『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』など、多数のMVやCMの演出を手がける。


表情豊かな3曲が収録された5 thシングル『流転』


表題曲『流転』は、アニメの世界観に寄せたしっとりと大人の雰囲気で歌ったバラードソング。C/Wは2曲収録。2曲目には、バンドサウンド全開の『Freedom』。これは、歌詞もサウンドもポジティブで前向きになれるポップなナンバー。また3曲目には、アコースティックギターのサウンドで作り上げる切ない失恋ソング『待ってる間』。どれも違う色合いを見せる楽曲で、仲村の多彩な一面を垣間見ることができる一枚となっている。



INFORMATION


仲村宗悟
5thシングル『流転』

発売中

【初回限定盤】LACM-34226 (CD+BD)/2,300円(税抜)
【通常盤】LACM-24226(CD のみ)/1,300円(税抜)
発売・販売元:バンダイナムコアーツ

<初回限定盤>
<通常盤>

 

<収録曲>
1.流転 作詞・作曲:仲村宗悟 編曲:村山☆潤
2.Freedom 作詞:仲村宗悟 作曲:SACHIKO 編曲:村山☆潤
3.待ってる間 作詞・作曲:仲村宗悟 編曲:村山☆潤


●仲村宗悟2nd ワンマンライブツアー開催決定!
4/30(土) 愛知・ダイアモンドホール
5/4(水・祝) 福岡・Zepp Fukuoka
5/7(土) 大阪・Zepp Namba
5/21(土) 宮城・仙台 GIGS
5/29(日) 東京・Zepp Haneda