アニメはもちろん、音楽活動、デザイナーなど、多方面で活躍中の人気声優・中島ヨシキが、さまざまなアートを体験する「中島ヨシキのART JOURNEY」(「声優MEN vol.20」掲載)。そのハイライトをお届けする。連載第2回は、京都芸術大学の東京・外苑キャンパスにて、中島がイラストの基本をオンラインでじっくり学ぶ!
オンラインで学べる実践的な講義
京都、大阪、東京にキャンパスを構える、京都芸術大学。同校が21年4月に新設したのがイラストレーションコース。イラスト、漫画、小説などの投稿コミュニケーションプラットフォーム「pixiv」を運営するピクシブ株式会社と提携して実現したこのコースは、通信教育学部に設置されたもの。現役イラストレーターから生きた知識や制作プロセスを学べると話題になっている。
また、すべてが完全オンライン課程のため、場所を選ばず受講可能なのだ。まさに未来の学び舎が実現している大学。そこに訪れたのは、声優の中島ヨシキ。もともとは、中学生までイラストレーター志望でもあったという彼が、芸大でイラストを学ぶ姿に密着した。
キャラクターを創作する方法
この日、中島にオンラインでイラストを教えてくれたのは、神戸在住のイラストレーターで、企業、美術館&博物館のキャラクターデザイン、絵本の制作などを行なっているサタケシュンスケ先生。サタケ先生が過去にデザインしたキャラクターを例に出しながら、キャラクターというものの定義から話は始まり、魅力的なキャラにするための考え方や、デザインの手順を20分ほどで説明していく。
「キャラクターとは、ある性格や特徴を与えられたものなんです」と語るサタケ先生。それを聞く中島の眼差しは、真剣そのもの。
この日の実技の課題は、「ある地方自治体のキャラクタ―」。中島は、「僕の出身地、横浜のキャラクターにします」と宣言。「横浜って一般的には綺麗でオシャレなイメージだけど、それはごく一部のエリアだけ(笑)。この世間とのギャップをキャラに投影できたら」と想いを語る。そして、どんなものが必要になるのか、描くべきモチーフを文章で箇条書きにしていく。
サングラスやカタカナで「ブランド」と書かれたバッグを持ったキャラクターが、みるみる形に。小物を決めたら、ラフは実線に変化していく。そこにはどんな色が加わって完成するのか。果たして、先生からの講評は……。この模様は後半戦で!
連載の詳しい内容は、「声優MEN vol.20」をチェック。
INFORMARTION
《学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学》
京都の瓜生山に本校舎を持つ、総合芸術大学。今回お邪魔した外苑キャンパスは、2010年に東京・神宮外苑に開設された緑豊かな空間に建つ、洗練されたキャンパス。通信教育部では、日本画、陶芸、染織、芸術学、文芸など、さまざまな学問分野を幅広い年齢の人々が学んでいる。詳しくは下記ホームページなどから。
【京都・瓜生山キャンパス】
京都市左京区北白川瓜生山2-116
【東京・外苑キャンパス】
東京都港区北青山1-7-15
京都芸術大学
https://www.kyoto-art.ac.jp/
京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース
https://tenohira.kyoto-art.ac.jp/illustration/