■最強ハンターの戦いぶりに感動
第1位(18.3%)に選ばれたのは「ネテロvsメルエム」だった。キメラアント編のクライマックスとも言える戦いで、コミックス27巻から28巻にかけて描かれた。
ハンター協会の長であるネテロ会長は、自らキメラアント討伐隊に参加。これは人類の存亡を賭けた戦いであり、その危険性はネテロが暗殺一家のゼノ=ゾルディックの助力を得ていたことからもうかがえる。
キメラアントの王・メルエムとの実力差をたずねたネテロに、人類に寝返ったキメラアントの師団長コルトは「王に触れることさえできない」「その前に殺される 直属護衛軍の誰かに」と分析。ネテロにとって最初から絶望的な戦いでもあった。
「一日一万回 感謝の正拳突き」を行った末、武を極めた男・ネテロが繰り出す念能力の名前は「百式観音」。その奥義をも繰り出した人類と蟻の壮絶な戦いの結末は、涙なしには見られない。
そんな「ネテロvsメルエム」の戦いを選んだ人からは「負けると分かっていても挑むネテロの姿に感動した」(23歳・男性)、「本当に崇高で素晴らしい戦い」(34歳・男性)、「人間と蟻、どちらが正しいのか。いろいろ考えさせられた」(45歳・男性)、「最強のハンターと最強の生物の戦いは見応えあった」(33歳・男性)、「手足を失いながらも諦めない様子が男らしくてカッコよかった」(36歳・男性)、「名勝負の多いキメラアント編の中でもこの戦いは別格」(39歳・男性)などのコメントが寄せられている。