ＮＨＫ Ｅテレの子ども向けアニメ『はなかっぱ』の１０月２０日放送回の内容が、ボーイズラブを想起させると話題を集め、ツイッターでトレンド入りを果たした。
この日放送されたのは「はなかっぱの恋」という話。 ある日、最初に見た人間に恋してしまうという花・スイフヨウを咲かせた主人公の「はなかっぱ」。そのとき目の前にいたのはライバルの「がりぞー」で、そこから「はなかっぱ」は「がりぞー」にぞっこんになってしまう。「はなかっぱ」は「がりぞー」に指輪を渡したり、海辺でいい雰囲気になるシーンもあったが、最終的には花の効果が切れ、「はなかっぱ」はこれまでの２人で過ごした記憶を失ってしまうというストーリーだった。
今回の「はなかっぱの恋」は昨年１０月にも放送されたエピソードだが、いつもとは系統の異なる放送内容に、「ボーイズラブでは？」と驚く視聴者が続々。一方で「すごく好きな悲恋の話だった」「最後ちょっと切ない」「感動が止まらない」「誰が誰を愛してもいいっていう話、子どもにも響きそう」「時代が変わったと実感した」とストーリーに心動かされるファンも多かったようだ。『はなかっぱ』はこの日ツイッターでトレンド入りを果たした。
アニメでがりぞーの声を務める声優の山口勝平も『はなかっぱ』のトレンド入りに驚いたようで、「朝からはなかっぱがトレンド入りしてて何事かと思ったら、このお話しだったのねw 気になる人は夕方チェック」と、劇中の二人のキスシーンの画像を添えてツイッターを更新していた。
『はなかっぱ』といえば、１０分という短い放送時間の中で、素朴で愛らしいキャラクターたちによるほっこりするストーリーが高く評価されている。子ども向けの内容ではあるが、はなかっぱの頭に咲くいろいろな花を通して、大人でも感動させられる回が多くあり、特に家族に関する回は人気が高い。一方で今回のように視聴者を驚かせるような設定・展開の回もまれにあるようだ。
『はなかっぱ』は月曜から金曜まで、朝夕の２回放送されているので「夕方の放送は絶対見なきゃ」と、夕方の再放送を楽しみにする声も多く見られた。
ツイート
シェア
LINEで送る
