「みんな丸太は持ったな」『彼岸島』の公式スピンオフ作品『彼、岸島(かれ、きしじま)』はまさかのギャグ漫画!?の画像
『彼、岸島(かれ、きしじま)』(原案:松本光司 漫画:佐世保太郎)

 松本光司氏が『週刊ヤングマガジン』にて連載中の人気漫画『彼岸島』シリーズ。吸血鬼に支配された絶海の孤島「彼岸島」で、主人公の宮本明とその仲間たちが生存をかけて戦うサバイバルホラーだ。実写ドラマや映画にもなった人気漫画のスピンオフ作品が10月19日からヤンマガWebとコミックDAYSにて連載開始(ヤンマガWebは19日0時更新)。そのタイトルは『彼、岸島(かれ、きしじま)』(原案:松本光司 漫画:佐世保太郎)で、ジャンルはまさかの「ツッコミ系ギャグ漫画」だ。

『彼岸島』シリーズ屈指の名勝負である、主人公・宮本明と、吸血鬼化した兄・篤による兄弟対決。その最終局面の舞台となったのは、運悪く結婚式の最中だった教会。その参列客の中に彼はいた。本編では決して語られることのなかった彼、岸島が―――というストーリー。

 シリアスで緊迫した展開だった本家『彼岸島』の誰もが知っている名場面にスポットを当てつつ、超脇役の岸島が人間目線で吸血鬼の世界にツッコミを入れていくという異色作だ。

 本家『彼岸島』で起こった惨劇の裏側を、岸島の視点でツッコミを入れまくる展開に、往年の『彼岸島』愛読者だけでなく、原作初見の人も思わず笑ってしまうこと間違いなし。ちょっとぶっ飛んだ、この公式スピンオフ作品から目が離せなくなりそうだ。

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