■宿敵にふさわしいインパクトを残す!

 第2位(16.3%)は原作・武論尊、作画・原哲夫によるバトル漫画『北斗の拳』に登場する「ラオウ」。北斗神拳の伝承者候補として養子になり、師父リュウケンに育てられた4兄弟(ラオウ、トキ、ジャギ、ケンシロウ)の長兄。伝承者に選ばれなかったラオウはリュウケンを殺し、世紀末覇者“拳王”を名乗って核戦争後の荒廃した地に君臨した。

 力と恐怖で支配してきたラオウは、北斗神拳を継承して愛に生きるケンシロウと激突。その最終決戦は、まさに宿命のライバル対決にふさわしく壮絶な死闘となった。最後にケンシロウの力を認め、自らの秘孔を突いたラオウが言い放つ「わが生涯に一片の悔いなし」のセリフは、漫画史に残る名言として知られている。

 そして第1位(26.7%)に輝いたのは『ドラゴンボール』に登場する「ベジータ」だった。戦闘民族サイヤ人の王子で自尊心が高く、地球に降り立ったときは孫悟空のことを完全に見下していたが、界王拳を駆使する悟空に大苦戦。激闘の末に命からがら地球を逃げ出すはめに。

 その後のナメック星編ではフリーザに戦いを挑んだが返り討ちにあい、己の無力さと絶望感に涙を流す場面も。そして孫悟空がフリーザと対峙したとき、あれだけプライドの高かったベジータがフリーザ打倒を悟空に託して死んでいくシーンは感動的だった。

 今回のアンケートでは『ドラゴンボール』のキャラがTOP5に2名ランクインする結果に。やはりアンケートを実施した年代的に、6位以降も『幽遊白書』『るろうに剣心』を始めとする90年代の漫画のキャラクターが目立っていた。興味のある方は6位以降のランキング結果もチェックしてみよう。

(ふたまん編集部)

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ジャンプ漫画「魅力的なライバル」ランキング結果