藤田ニコル
藤田ニコル

 6月25日深夜に放送された『ミレニアガール』(フジテレビ系)に声優の梶裕貴が出演。同じセリフを声だけで演じ分けるという声優の実力を見せ、番組MCの藤田ニコル(22)とお笑いコンビ・メイプル超合金安藤なつ(39)を驚かせる場面があった。

 2週連続でゲスト登場した梶は、この日、自身の出演するアニメ『信長協奏曲』と『七つの大罪』を紹介。『七つの大罪』では主人公のメリオダスと、その兄弟であるゼルドリスを一人二役で演じ分けた収録の裏側を明かした。

 その中で梶は、「同じセリフでも状況が変われば全然違ったニュアンスになる」と話し、驚異の演じ分けを披露した。それは、「がんばれ」というひとつのセリフを、「先輩から後輩へ」「好きな女の子へ」「嫌いな人へ」とそれぞれ声だけで表現し、藤田と安藤に「好きな女の子へのがんばれ」がどれかをクイズ形式で答えてもらうというもの。梶の演技力に2人とも迷いなく正解し、藤田は「すごい、同じ言葉なのにこれだけ(伝わる)」「すごーい、面白い。声って」と感心した。

 その後同じクイズに、藤田が挑戦。梶も安藤も「好きな人へのがんばれ」は当てられたものの、藤田のローテンションの「がんばれ」というセリフに、“先輩から後輩へ”と“嫌いな人へ”のセリフの区別がつかず2人が困惑する場面があった。

 ゆるい雰囲気の3人のトークには多くのファンが癒されたようで、「梶さんがお話上手でとても面白かったです」「2週に渡ってかわいい空間にいる梶くんが見られてうれしかったー!」「かじかじもにこるんもなっちゃんも本当に楽しそうで、見ている自分もいつのまにか笑顔になってました」とコメントが集まった。

「普段声優が本人としてテレビ番組に登場することは少ないのですが、最近ではメディア露出の多い声優が増えています。中でも梶はその筆頭。WOWOWプライムで放送中のドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』では主演を務め、6月14日には『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演し、声優の山寺宏一に憧れた幼少期を語っていました」(アニメ誌ライター)

 今やアニメ好きのみならず、幅広い層からの支持を集める梶。その魅力は声だけにとどまらない。

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