どうも。アルコール2時間飲み放題でカシスオレンジ2杯しか飲まなかった、でおなじみムーディ勝山です。
みなさんステイホームしてますか? 僕は去年いろいろあったんで皆さんより長くステイホームしてます。不要不急の外出を避ける、ということで、いろんなお家時間の過ごし方をされてますね。自炊に凝ってみたり、AmazonプライムやNetflixで映画やドラマ片っ端から見たり、もう家ですることのパターンがそろそろ尽きた頃じゃないでしょうか?
そんな中で、我々一発屋が世間から「ステイホームの達人」ということで、いま注目を集めています。まあ、噛み砕いて言うと「仕事がなくて休みが多いだけ」とも言います。
みなさん、家での過ごし方はまだまだありますよ? 僕がよくやるのが「一度クリアしたロールプレイングゲームのレベル上げ」です。僕から言わせれば楽しむ余白がまだ残っているのに、なんでもう次のゲームにいっちゃうの? もったいないです。時間をかけてレベルをマックスの99にまで上げた後のモンスターとの戦闘! 経験値もお金も、もう意味をなさない、純粋な「戦い」を楽しめます。その瞬間、そのゲームの向こう側に行ったと言っても過言ではなく、初めてそのゲームをクリアしたと言えるでしょう。
他にも「良かったときの給料明細を見ながら芋焼酎を飲む」や、「多部未華子ちゃんが自宅に招いてくれたら何の手料理を振る舞ってもらいたいかをひたすら考える」とか「畳の目を数える」なんかもあります。
それがお気に召さない、という方には漫画がオススメです。
家で過ごす最強ツール漫画。最近、僕が大好きな漫画があるんです。それが今回オススメする、ガールズスケーター漫画『sketchy』です。『いつかティファニーで朝食を』『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』のマキヒロチ先生の作品です。すごいですね。『いつティファ』や『吉住み』も読ませていただいていますが(勝手な略し方すみません)、『sketchy』を読んだ後「全部の作品面白いやないけ!」と思わず強目の関西弁が出るほどでした。
「sketchyは面白い。では、さようなら!」と、「面白かった」だけでこのコラムを終わるというストロングスタイルでいきたいところですが、この漫画の魅力を説明してみたいと思います。なんでしょう……言い方があってるか分からないのですが、いろいろと行き詰まったときに何かに出会って救われたり、それをきっかけに人生が向上しだすことがあると思うんです。
この漫画に出てくる女性たちが、そんなときにたまたま出会うのが「スケボー」なんです。彼女たちが、そのスケボーに出会うまでの「行き詰まり方」が面白い。細かいところをリアルに描くんですよね~。いつティファや吉住みもそうだったと思うんですけど、マキヒロチ先生って行き詰まらせるのを描くのがめちゃくちゃ上手ですよ。行き詰まりのストーリーとか描き方がめちゃくちゃ上手いから、その後の「救われる展開」がより際立つというか。あと微妙に嫌な人間の感じを描くのも上手いですよね(笑)。ちょっとだけそういう人のことをバカにしてはるんかもしれないですね(笑)。
そしてなにより、スケボーのことをめちゃくちゃ分かりやすく詳しく描いてあるのも面白いです。僕はスケボーまったく知らないので。