「こんな時期だから元気になるマンガ!」ドーキンズ英里奈と漫画アクション編集長・三田村の「ドキドキまんが道」その13の画像
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 世界中で猛威を振るうコロナウィルスの影響で、いま世の中は閉塞感に包まれている。

 不要不急の要件以外で外に出ることははばかられ、仲間と会うことすらできない状況だ。

 休みの日といえば、日がな一日部屋の中で過ごさなければならず、やることもなく気持ちが沈んでいる方も多いのではないだろうか。

 そんな皆さんにお勧めするのが、マンガを読むこと。マンガは視覚的な刺激と物語世界への没入感を与えてくれ、テレビやスマホ動画と違い、自分のペースで読み進めることができる。

 また、このコロナ禍にあって、各出版社が自社の作品を無料で読めるようにする施策をはじめるなど、いまこそマンガにどっぷり浸るチャンスとなっている。

 そんななか収録されたふたまん+の大人気企画『ドキドキまんが道その13』では、『その12』に続いてこんな時節にもってこいの“読むと元気が出るマンガその2”を紹介することとなった。

 この『ドキドキまんが道』では、マンガ大好きタレントで、このほど結婚も発表し話題となったドーキンズ英里奈(27)と、双葉社のマンガ雑誌『漫画アクション』の編集長である三田村優が、独自の視点で毎回おすすめのマンガを紹介し好評を博している。

 今回、ドーキンズが推薦するのは、尾崎衣良の著作でドラマ化もされた、『深夜のダメ恋図鑑』。

 深夜、ダメンズに悩まされる3人の乙女たちによって繰り広げられる、世にも恐ろしい体験談によって物語が展開。世の中にダメンズ話は数あれど、その恐ろしいまでのダメ度とリアルさで異常人気を博し、ついに単行本化となった今作は、読めば絶対「居る居る!!!こういうヤツ!!」と叫びたくなること必至の痛快爽快・爆笑エッセイコミックだ。

 またこれに関連して紹介されたのが、倉田真由美の著作『だめんず・うぉ~か~』。扶桑社の週刊誌『SPA!』にて2000年から2013年まで連載されていた倉田の出世作で、映画化や舞台かもされた大人気マンガだ。

 ダメな男(だめんず)ばかりを好きになってしまう、男を見る目のない女のダメ男体験談を紹介するノンフィクション。ときどき、倉田自身の恋愛論や身辺雑事エッセイの回がはさまることもあり、いわゆるストーリー漫画ではなく、ネタは一般から募集され、実際に作者が取材している。

 男性を徹底的にこき下ろす作風のため、本作によって『SPA!』の女性読者数が大幅に増えたという。ただし一方的に「だめんず」のみを非難するのではなく、彼らを選ぶ女性側にも問題があるというスタンスで描かれていることが多い。

 一方、三田村が推薦するのは、2018年に惜しくも亡くなった漫画家・さくらももこによる著作『COJI―COJI(コジコジ)』。

 アニメ化もされた今作は、主にメルヘンの国を舞台にコジコジと、そこの住人たちが繰り広げる日常生活を描く作品。

 メルヘンであると同時に、ナンセンスなギャグ漫画、という新しいジャンルの開拓に挑戦した作品で、さくらももこ独特のシュールさが濃厚に出た作風となっている。

 また、登場人物はメルヘンの国の住人とはなっているが、内容は必ずしも子ども向けではなく、内容的にも多少ブラックなネタもあるが、対象年齢層が絞られていないため、成人向けな描写は避けられている一方、極めてシュールで不条理な内容も含んでおり、子どもには理解しがたい話も混ざっている。

 収録では、これらの作品についてマンガのプロとマンガ愛読者が熱いトークを展開した。

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